抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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複合材料の硬化プロセスは種々の物理化学的現象を含む複雑なプロセスであり,残留応力と製造欠陥をもたらす。特に近年,自動繊維配置の使用増加に伴い,ギャップ/オーバーラップ領域のような局所繊維変形による多くの製造欠陥が発生する。硬化中の複合材料の種々の挙動が,光ファイバを用いた硬化プロセスモニタリング技術によって明らかにされてきた。しかし,樹脂がゲル化する前の領域では,多くの重要な現象が発生しているにもかかわらず,光ファイバに応力が十分に伝わっていない領域を監視することは依然として困難である。本研究では,硬化プロセスモニタリングのための新しいツールとしてマルチコア光ファイバを用いたセンシング技術を開発した。本研究で用いたマルチコア光ファイバは,中心コアを取り囲む複数の周辺コアを持ち,曲げ変形が光ファイバで起こるとき,曲げの中立軸からの距離に対応する歪が各コアで生成される。従って,各コアの歪から光ファイバ形状を再構成でき,光ファイバの形状に基づくプロセスモニタリングはゲル化前の領域でも可能である。(翻訳著者抄録)