抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
異なる熱エネルギーを有する2つの金属リードと結合した直列二重量子ドット(DQD)による熱電輸送を研究した。異なるマスタ方程式アプローチによる電子逐次および共トンネル効果を考慮した。ドット内およびドット間Coulomb相互作用がない場合,熱電および熱電流の小さなピークがE_L=E_Rに対して見出され,E_L(E_R)が左(右)量子ドットの状態のエネルギーであるCoulomb遮断DQD領域を示した。強度U_intraおよびU_interとのドット内およびドット間Coulomb相互作用の存在下で,それぞれ,内部およびドット間2電子状態,2ES間の交差または共鳴エネルギーが避けられた。これらの共鳴は,E_L=E_Rで生成された主ピークに加えて,E_L-E_R=±(U_intra-U_inter)での熱電および熱電流における強い側ピークを導くDQDを通して余分な輸送チャネルを誘導した。電流側ピークはCoulomb相互作用の増加した強度によって増強された。面白いことに,2ESの共鳴がシステムを通して電子共トンネルプロセスを支援する場合,共トンネル項を考慮した場合,電流側ピークが増強された。さらに,コヒーレンスの問題は,Pauli,Redfield,1次Lindblad,および1次および2次von-Neumann法であるマスター方程式への異なるアプローチを介して,DQD-リードシステムにおいて注意深くチェックした。コヒーレンスの役割が関連するとき,Pauli法は熱電輸送に対して誤った結果を与える。【JST・京大機械翻訳】