抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アデニン塩基編集者(ABE)とシトシン塩基編集者(CBE)のような塩基編集者は,二本鎖切断(DSB)を発生せずに正確なゲノム編集の代替法を提供し,DNA修復に起因するゲノム不安定性と予測不能な結果のリスクを回避する。柑橘類における塩基編集者により媒介された正確な遺伝子編集は報告されていない。ここで,著者らは,グレープフルーツ(Citrus paradise)とスイートオレンジ(Citrus sinensis)におけるTATAからCACAまでのカンカ感受性遺伝子LOB1のプロモーター領域におけるTATAボックスを編集するためにABEを成功裏に適応させた。TATA編集植物は,カンカ病原体Xanthomonas citri subsp.citri(Xcc)に耐性がある。さらに,CBEを用いて,柑橘類におけるアセト乳酸シンターゼ(ALS)遺伝子を編集した。ALS編集植物は除草剤クロルスルフロンに耐性であった。2つのALS編集植物は緑色蛍光を示さなかったが,形質転換のための開始構築物はGFP発現カセットを含んでいた。Cas9遺伝子は除草剤耐性柑橘類植物では検出されなかった。これは,ALS編集植物が導入遺伝子フリーであり,CRISPR技術を用いて最初の導入遺伝子フリー遺伝子編集柑橘類を表すことを示した。要約すれば,正確な柑橘類遺伝子編集のためのベース編集者を成功裏に適応させた。CBE塩基編集器を用いて,一過性発現を介して導入遺伝子フリー柑橘類を生成した。【JST・京大機械翻訳】