抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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空間および生態学的ネットワークにおける安定性を定量化する多くのスケールがある。局所スケール解析は,空間ネットワークの特定のノードに焦点を合わせ,一方,地域規模解析は全体のネットワークを考慮する。同様に,種および群落レベル分析は,単一種または全群落を説明する。さらに,安定性自体は,抵抗(摂動による相対変位の逆数),初期レジリエンス(摂動後のリターン速度),および不変性(母集団変動の相対振幅の逆数)を含む複数の方法で定義できる。ここでは,これらの安定性特性のスケール依存性を解析した。より具体的には,空間スケール(地域対地域)と生態学的スケール(種対コミュニティ)がこれらの安定性特性にどのように影響するかを問う。局所初期レジリエンスは局所初期レジリエンスの加重算術平均であることを見出した。地域抵抗は局所抵抗の調和平均であり,これは地域初期レジリエンスと異なり,特に低安定性のノードに対して地域抵抗を脆弱にする。類似結果は,コミュニティと種レベルの初期レジリエンスと抵抗の間の関係に保持されている。抵抗と初期レジリエンスは,それぞれ,地域とコミュニティの値が地域と種値のバイオマス加重平均である。従って,1つは部分サンプリングから全体のネットワークの安定性計量を容易に推定することができる。対照的に,不変性は一般に地域および群落レベルで,地域および種レベルよりそれぞれ大きかった。したがって,局所または種レベルでの測定値からの空間または生態学的ネットワークの不変性を推定することは,より複雑であり,ネットワーク(すなわち地域またはコミュニティ)サイズの不偏な推定を必要とする。【JST・京大機械翻訳】