抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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赤外天文学(SOFIA)の成層圏観測所に搭載されたEchelon-クロス-echelle Spectrograph(EXES)によるIRC+10216の観測を用いて,漸近巨大分岐星における17.04umにおけるortho-H_2のS(1)純粋回転線の最初の検出を報告する。非常に高い感度スペクトル(連続のRMSノイズ~0.04%)で観察されたこの線は,強いテルリックラインの翼で検出され,PCygniプロファイルを示した。S(5)とS(7)オルト-H_2遷移の周波数の周りのスペクトル範囲も同様に観測されたが,連続発光に関して,それぞれ0.12%と0.09%の感度を有するスペクトルで特徴は検出されなかった。これらの3つの線をモデリングするために放射伝達コードを使用し,CO存在量を使用せずに2.43(0.21)E-05M_sun/yrの質量損失率を誘導した。CO観測から得られた以前の推定値とこの速度の比較は,H_2に対するCO存在量が6.7(1.4)E-04であることを示唆する。この量及び以前に報告された分子存在量から,O/H及びC/H比は,それぞれ3.3(0.7)E-04及び>5.2(0.9)E-04であった。C/O比は>1.5(0.4)であった。著者らの観測におけるortho-H_2のS(5)およびS(7)線の欠如は,星の中心から5R ̄*以内の熱塵の不透明度によって説明できる。パラ-H_2のS(0)およびS(2)線の強度は,それぞれ,EXESの検出限界以下の連続体の~0.1%および0.2%であった。【JST・京大機械翻訳】