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J-GLOBAL ID:202202217965714500   整理番号:22A0882803

霞堤開放型堤防システムに水田を利用した生態系に基づく災害リスク削減の経済的価値

An economic value for ecosystem-based disaster risk reduction using paddy fields in the kasumitei open levee system
著者 (8件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 215-226  発行年: 2022年 
JST資料番号: U1595A  ISSN: 1611-2490  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本論文では,不連続な堤防(霞堤)を使用する伝統的な日本の洪水制御対策の価値を調査した。浸水が発生し易い低地を居住用に使用しないで,霞堤に水が流れるようにすることにより,建物の被害額を減少し,湿地に給水量を増やすことができる。本研究の目的は,水害コスト削減と生態系ベースの災害削減イニシアティブの一部として湿性種の潜在的利益を定量化することであった。本研究は,日本中部のAmano川流域で研究を行った。最初に,排水モデルを適用し,浸水深の差の評価から氾濫原での水害コスト削減を計算した。潜在的湿潤性の解析の一部として,1mの浸水が霞堤近くの水田で予測される地域を特定した。また,著者らは,地形性湿潤指数,低地の比率,排水の悪い土壌型の比率も定量化し,それらの全部が湿生種に有益となりうる。また,当該地域における土地利用変化と関連財政支援も調査した。結果は,シミュレーションした閉鎖型堤防システムがより大きな氾濫と住民への暴露を引き起こし,霞堤近くの水田地帯の価値の計算値が最大で43,830JPY/1000m2/年であることを示した。水田は排水が悪い傾向があっても,これらの地域は開発圧力下でも過去100年間水田として継続的に使用されている。霞堤堤防システムの経済価値と生息場ポテンシャルは以前のいかなる浸水管理政策の一部として考慮されていない。著者らは,これらの既存の浸水制御地帯が,河川流域および生態系に基づく災害リスク削減管理の背景において,財政支援の枠組みで検討されることを提案する。Copyright The International Society of Paddy and Water Environment Engineering 2022 Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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洪水対策  ,  自然災害 

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