抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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芳香族アミンは製薬産業で広く使用されている。ここでは,3種類の芳香族アミン,すなわちチラミン,ドーパミンおよびフェニルエチルアミンを合成するための細菌プラットフォームの確立を報告した。最初に,L-チロシンまたはL-フェニルアラニン合成に対するシキミ酸(SHK)経路フラックスの増加を伴う大腸菌株におけるEnterococcus faecium(pheDC)から芳香族アミノ酸デカルボキシラーゼを発現した。グリセロールはグルコースよりも良い炭素源として作用し,4%グリセロールから940{+/-}46mg/Lチラミンをもたらした。次に,乳酸デヒドロゲナーゼ(ldhA),ギ酸アセチルトランスフェラーゼ(pflB),リン酸アセチルトランスフェラーゼ(pta),およびアルコールデヒドロゲナーゼ(adhE)の遺伝子を,発酵副産物形成を緩和するために削除した。チラミンレベルは振盪フラスコで1.965{+/-}0.205g/Lにさらに増加し,親株に比べて2.1倍改善した。同様の戦略を用いて,703{+/-}21mg/Lドーパミンと555{+/-}50mg/Lのフェネチルアミンを生産するように管理した。要約すると,ldhA-pflB-pta-adhEノックアウトは芳香族アミン生産の改善に有効な戦略であり,これまでに報告された振とうフラスコ下で大腸菌中で最も高い芳香族アミン力価を達成した。E.faecium由来のキーポイントアロマアミノ酸デカルボキシラーゼを芳香族アミン生産に用いた。ldhA,pflB,ptaとadhEは,発酵副産物形成を緩和するために削除された。本研究は振とうフラスコ下で大腸菌で報告された最良の芳香族アミン力価を示した。【JST・京大機械翻訳】