抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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左手型立体配座(Z型)を採用するDNA/RNA分子は,免疫原性特性に起因する。しかし,それらの生物学的役割と重要性は,長年にわたる議論の主題であった。RNA編集酵素ADAR1(p150)のインターフェロン誘導型,Z-DNA結合蛋白質1(ZBP1),魚類キナーゼPKZおよびインターフェロン応答E3Lのポックスウイルス阻害剤のような先天性免疫応答に関与する種々の蛋白質におけるZ-DNA/RNA結合ドメイン(Zドメイン)の発見により,免疫および自己/非自己識別におけるZ-DNA/RNAの重要な役割を示した。このようなZドメイン含有蛋白質は,立体配座特異的様式で左手系Z-DNA/RNAを認識する。最近の研究は,ウイルス認識におけるこれらのドメインを関連づけている。Zドメインに対するこれらの重要な新たな役割を考えると,これらのドメインによるZ-DNA/Z-RNAの認識機構を理解することが重要である。この目的のために,Z-コンフォーメーションを採用する高い傾向を持つT(CG)3およびT(CG)6オリゴヌクレオチド上のORF112およびADAR1からのZドメインの結合熱力学を評価した。本研究は,異なる蛋白質に由来する2つのZドメインによる結合様式における重要な違いを明らかにした。部位特異的変異誘発を,等温滴定熱量測定と共に用いて,結合熱力学のより微細な詳細を分けた。この研究は,Zドメインの同族核酸基質への結合熱力学の理解を進歩させ,この過程の完全な評価を得る努力に寄与する。【JST・京大機械翻訳】