抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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心拍星のプロトタイプであるA型,主配列,偏心2元KOI-54におけるTidly励起振動(TEO)を再検討した。恒星の線形潮汐応答は恒星固有周波数でない一連の軌道調和周波数であるが,非線形励起非軌道調和TEOは固有モードであることを示した。モード結合選択規則を満たすモードを注意深く選択することにより,四重極重力モード(ΔP≒2520-2535秒)の周期間隔(ΔP)パターンを,Fourierスペクトルで識別することができ,検出有意性レベルは99.9%であった。推定期間間隔値は,測定した質量,半径および有効温度を有する恒星モデルからの理論的l=2,m=0gモードと著しくよく一致した。また,N=90,91高調波における2つの最大振幅TEOは,l=2,m=0固有モードを有する共鳴に非常に近く,異なる恒星から来る可能性があることを見出した。潮汐振動に関する以前の研究は,主にTEO振幅と位相のモデリングに焦点を合わせ,周波数離調に対するTEO振幅の高感度(潮汐強制周波数マイナス,最も近い恒星固有周波数)は,恒星モデルの非常に密な格子を必要とし,恒星物理パラメータを制約することから容易に防止する。しかし,本研究は,非線形TEOから推定される星の固有周波数と,おそらく非常に近接した線形TEOsを用いて,実際の潮汐のオーステンシオロジーの窓を切り開く。これらの同定された固有gモードの地震モデリングは,最良整合恒星モデルが(M≒2.20,2.35M_odot)と超太陽金属性を持ち,以前の測定値と良く一致することを示した。【JST・京大機械翻訳】