抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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IFN{γ}はHLAクラスI(HLA-I)に提示された免疫ペプチドームを変化させ,癌細胞に対するその活性は効果的な免疫療法応答に重要であることが知られている。未処理およびIFN{γ}処理結腸直腸癌患者由来オルガノイド(PDO)のプロテオーム分析を行い,IFN{γ}を介した免疫ペプチドームのリモデリングを導く機構を解明するために,トランスクリプトミクスおよびHLA-I免疫ペプチドミクスデータとこれを組み合わせた。IFN{γ}誘導の源蛋白質量,構成から免疫プロテアソームへの切り替え,および異なるHLA対立遺伝子の差次的アップレギュレーションは,いくつかの,しかし,観察されたペプチド豊度の変化を説明した。存在量を増加または減少させたペプチドの選択により,限られた豊度変化を有する蛋白質から由来するが,提示ペプチドのアミノ酸組成は,ペプチドがIFN{γ}を介してHLA-Iでアップレギュレートされるか,またはダウンレギュレートされるかどうかも発見した。ペプチドコア内のプロリンの存在はペプチドダウンレギュレーションと最も強く関連していた。これを独立したデータセットで検証した。関連するコア位置におけるプロリン置換は,予測されたHLA-I結合親和性または安定性に影響せず,ペプチド処理に対するプロリン効果は,最も関連性があることを示した。IFN{γ}の不在または存在におけるHLA-Iに示されるペプチドの存在量に影響する複数の因子を理解することは,ワクチンまたはT細胞受容体工学治療のような抗原特異的癌免疫療法のための最良の標的を同定するのに重要である。【JST・京大機械翻訳】