抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【背景】免疫は,さまざまな機構によって沈殿した免疫細胞の機能における年齢関連減少であり,ほとんどあらゆる免疫細胞サブセットに影響を及ぼす。骨髄細胞サブセットにおいて,加齢は食細胞の数を減少させ,抗原提示,食作用および細菌クリアランスを含むそれらの機能的能力を損なう。最近,著者らは,リポ多糖類(LPS)による刺激時のミトコンドリア機能障害および炎症性サイトカイン遺伝子発現の減少を含む単球における免疫老化を示すいくつかの機能に対する加齢効果を記述した。加齢過程によって変化する循環因子は,これらの変化の下で変化すると仮定した。増殖/分化因子-15(GDF-15)は,マクロファージにおいて抗炎症効果を有する形質転換成長因子-βスーパーファミリーの遠いメンバーであり,最近,加齢中に高度に差次的に発現することが示されている。著者らの以前の研究から被験者の循環GDF-15レベルを測定するためにバイオバンク血清と血漿試料を用い,GDF-15レベルと単球ミトコンドリア機能と炎症反応の間の相関を調べた。【結果】リポ多糖類刺激による単球インターロイキン-6産生は,血漿GDF-15レベルと負に相関した。さらに,血清GDF-15は循環CD16+単球比率と正に相関し,単球ミトコンドリア呼吸能力と負に相関した。結論:これらの分析の結果は,GDF-15が様々な単球機能に影響を及ぼす潜在的循環因子であり,単球免疫老化を促進し,従って,治療介入のための魅力的な候補になるかもしれないことを示唆する。【JST・京大機械翻訳】