抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ヘキソサミン生合成経路(HBP)のグルコサミン摂食と遺伝的活性化は,種々の種における蛋白質品質管理と寿命延長の改善にリンクしている。したがって,人々におけるグルコサミンまたは他のHBP代謝産物による食事補給の潜在的健康利益に相当な関心が寄せられている。HBPはエネルギーアベイラビリティのためのセンサであり,その活性化はより高い生物における腫瘍進行および糖尿病に関与する。HBPの活性化は,低動物における寿命にリンクしているので,これまで調べられていない哺乳類における慢性HBP活性化の長期効果を探索することが不可避である。この問題に取り組むために,著者らは,遺伝的および代謝産物補給を介してマウスのHBPを活性化し,代謝,記憶および生存を評価した。飲料水におけるGlcNAc補給は,雄における体重増加に悪影響を及ぼさなかったが,若い雌マウスの体重を増加させた。グルコースまたはインシュリン耐性は,20か月齢まで影響を受けなかった。注目すべきことに,GlcNAcを補充した若い雄マウスのMorris水迷路における記憶の改善を観察した。生存はGlcNAc補給によって変化しなかった。遺伝的HBP活性化の影響を評価するため,全てのマウス組織で構成的に活性化された点変異型と同様に,重要な酵素GFAT1を過剰発現した。マウス脳におけるUDP-GlcNAcレベルの上昇を検出したが,行動,記憶,または生存に対する効果は見られなかった。まとめると,食餌性GlcNAc補給はマウスの生存を延長しなかったが,それは記憶に正に影響し,一般的に忍容性が高かった。【JST・京大機械翻訳】