抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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反復配置相互作用(iCI,完全CIの厳密なソルバ)と静的相関のための配置選択と動的相関のための二次摂動理論(PT2)の組合せから生じる電子の強相関系に対する近厳密iCIPT2アプローチを相対論的領域に拡張した。スピン分離のスピリッツにおいて,相対論的効果を,2つのステップで処理する:スカラー相対性は,正確な2成分(X ̄2C)相対論的ハミルトニアンの無限次数,スピンフリー部分によって処理され,一方,スピン-軌道結合(SOC)は,同じX ̄2Cハミルトニアンに由来する一次,Douglas-Kroll-Hess様SOC演算子によって処理される。SOCとiCIPT2の2つの可能な組合せ,すなわち,SOiCIとiCISOを考察した。前者は等しいフーチングでSOCと電子相関を扱うが,後者は,少数の相関スカラー状態における有効スピン-軌道ハミルトニアン行列を構築し対角化することによって,状態相互作用のスピリッツにおいてSOCを処理する。計算を単純化するために,二重グループと時間反転対称性の両方を組み込んだ。パイロット応用は,SOiCIが重原子のスピン-軌道分裂(SOS)に対して非常に正確であるが,計算的に非常に安価なiCISOは,光原子のSOSに安全に適用でき,SOCが配位子場によって大部分が消光される場合でさえ,重い原子を含む系でさえ安全に適用できることを明らかにした。【JST・京大機械翻訳】