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J-GLOBAL ID:202202220666007514   整理番号:22A0215254

RAF1-MEK/ERK経路依存性ARL4C発現はエナメル上皮腫細胞増殖と破骨細胞形成を促進する【JST・京大機械翻訳】

RAF1-MEK/ERK pathway-dependent ARL4C expression promotes ameloblastoma cell proliferation and osteoclast formation
著者 (16件):
資料名:
巻: 256  号:ページ: 119-133  発行年: 2022年 
JST資料番号: B0171A  ISSN: 0022-3417  CODEN: JPTLA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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エナメル芽細胞腫は進行性顎再吸収を伴う遅い骨内成長を特徴とする歯原性腫瘍である。最近の報告は,エナメル上皮腫がマイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPK)経路活性化を伴う発癌性BRAFV600E変異を担っており,BRAFV600E変異を有するエナメル上皮腫の症例を記述し,その患者はBRAF阻害剤で治療に成功したことを明らかにした。したがって,MAPK経路はエナメル上皮腫の発症に関与する可能性がある;しかし,エナメル上皮腫を誘導する正確なメカニズムは不明である。EGF-MAPK経路とWnt/β-カテニンシグナリングの組み合わせにより誘導されるADP-リボシル化因子(ARF)様4c(ARL4C)の発現は,上皮形態形成を誘導することが示されている。また,EGF/RAS-MAPK経路とWnt/β-カテニンシグナル伝達の変化によるARL4Cの過剰発現は腫瘍形成を促進することが報告されている。しかし,エナメル上皮腫におけるARL4Cの役割は知られていない。エナメル上皮腫の発症におけるARL4Cの関与を検討した。38のエナメル上皮腫患者から得られた組織標本の免疫組織化学的分析において,ARL4Cは,非腫瘍領域ではほとんど検出されなかったが,腫瘍は,BRAFV600EとRAF1(C-RAFとしても知られる)の両方の発現と共に,ARL4Cの強い発現を示した。阻害剤またはsiRNAを用いた機能喪失実験は,ARL4C上昇がエナメル芽細胞腫細胞におけるRAF1-MEK/ERK経路に依存することを明らかにした。また,RAF1-ARL4CとBRAFV600E-MEK/ERK経路が細胞増殖を独立して促進することを示した。ARL4C枯渇腫瘍細胞(ノックダウンまたはノックアウトにより発生)は,増殖および移動能力の低下を示した。最後に,エナメル芽細胞腫細胞をマウス骨髄細胞および初代骨芽細胞と共培養した場合,エナメル芽細胞腫細胞は破骨細胞形成を誘導した。エナメル上皮腫のARL4C上昇は,マウス骨髄細胞および/または初代骨芽細胞のRANKL発現増加を介し,その形成能を更に促進した。これらの結果は,BRAFV600E-MEK/ERK経路と協調して機能するかもしれないRAF1-MEK/ERK-ARL4C軸がエナメル上皮腫発生を促進することを示唆する。Copyright 2022 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

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