抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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テラヘルツ(THz)統合センシングと通信(ISAC)は,Terabit-per-sec(Tbps)とミリ波レベルの正確な環境または人間活動センシングを同時に送信する有望な学際的技術である。しかし,通信性能とセンシング精度の両方がドップラー効果によって影響され,特にTHzバンドで厳しい。さらに,ピーク対平均電力比(PAPR)はTHz電力増幅器(PA)効率を低下させる。本論文では,重畳パイロットを備えた離散Fourier変換拡散直交時間周波数空間(DFT-s-OTFS)システムを提案し,ドップラー効果に対するロバスト性を改善し,THz ISACに対するPAPRを低減した。次に,2相センシングパラメータ推定アルゴリズムを開発し,センシング機能をDFT-s-OTFS波形に統合した。一方,共役勾配ベースの等化器による低複雑性反復チャネル推定とデータ検出法を,DFT-s-OTFSのデータ記号を回復するために提案する。提案したDFT-s-OTFS波形は,OTFSと比較して平均で10%のPA効率を改善できる。シミュレーション結果は,THz DFT-s-OTFSシステムのための提案した二相センシング推定アルゴリズムが,ミリメートルレベル範囲推定精度とデシメートル毎秒レベル速度推定精度を実現できることを示した。さらに,DFT-s-OTFSシステムにおける重畳パイロットによって支援されたデータ検出のための反復法の有効性を,シミュレーションによって検証し,そして,ビットエラーレート性能を,ドップラー効果によって劣化させなかった。【JST・京大機械翻訳】