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J-GLOBAL ID：202202220907076126   整理番号：22A1271767

高炉スラグ固化体の物性におよぼす無機塩の影響

EFFECT OF INROGANIC SALTS ON PROPERTIES OF BLAST FURNACE SLAG COMPOSITE

著者 (1件)： 胡桃澤清文 (北海道大学 大学院工学研究院環境循環システム部門(〒060-8628北海道札幌市北区北13条西8丁目))
資料名： セメント・コンクリート論文集(Web)  (Cement Science and Concrete Technology (Web))
巻： 75  号： 1  ページ： 174-180(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： U1105A  ISSN： 2187-3313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高炉スラグ固化体の物性に及ぼす無機塩の影響について検討を行った。その結果,圧縮強度は無機塩を加えることによって多くの試験体において初期強度が増進した。乾燥収縮量は無機塩の種類によって異なる傾向を示し,硫酸塩系の試験体では初期の収縮量が無混和のものよりも低減された。一方,亜硝酸塩と塩化カルシウムでは初期に収縮量が増加したが,その後は大きく増加しないことを示した。拡散係数も加えた無機塩の種類によって異なる傾向を示し,いずれの試験体においても拡散係数が無混和のものよりも高くなる傾向であった。これは無機塩の添加によってアルミネート系の水和物が生成されたため,陰イオンの吸着量が低下したものと推察された。(著者抄録)

シソーラス用語： *高炉セメント ,  高炉スラグ ,  *圧縮強さ ,  強度発現 ,  無機質 ,  *コンクリート添加剤 ,  初期 ,  水和物 ,  硬化物 ,  アルミン酸塩 ,  耐久性 ,  微粉体 ,  乾燥収縮 ,  拡散係数 ,  塩化カルシウム ,  高炉スラグ微粉末 ,  初期強度 ,  *機械的性質 ,  *強度

著者キーワード (10件)： 高炉スラグ微粉末 ,  無機塩 ,  乾燥収縮 ,  拡散性能 ,  空隙構造 ,  Blast furnace slag powder ,  Inorganic salt ,  Drying shrinkage ,  Diffusivity ,  Pore structure

分類 (1件)： セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (15件)：

• 1) 吉浪雄亮ほか:新規セメント用硬化促進剤の開発、コンクリート工学年次論文集、Vol.34、No.1、pp.112-117(2012)
• 2) 小島真実ほか:硬化促進剤が高炉セメント硬化体の初期強度発現に及ぼす影響、セメント・コンクリート論文集、Vol.72、pp.114-121(2018)
• 3) 山田優也、胡桃澤清文:凍害抑制剤を用いた高炉セメント硬化体の硬化促進剤による初期強度改善、セメント・コンクリート論文集、Vol.73、pp.103-110(2019)
• 4) 胡桃澤清文:高炉スラグ固化体の反応に及ぼす硬化促進剤の影響、セメント・コンクリート論文集、Vol.73、pp.111-117(2019)
• 5) 大松宏彰ほか:無機塩類が高炉スラグ硬化体の強度発現に及ぼす影響、セメント・コンクリート論文集、Vol.74、pp.44-50(2020)

タイトルに関連する用語 (4件)： 高炉スラグ ,  固化体 ,  物性 ,  塩