抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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無脊椎動物草食動物は重要で多様であり,それらの豊度と影響は気候変動下で前例のないシフトを受けると予想される。しかし,無脊椎動物植食の過去の研究は,温度変化に対する多様な応答を示し,これらのシフトの方向および大きさの予測を困難にする。これらの固有応答の1つの説明は,環境条件の変化が植物群落と草食動物形質の同時変化を駆動する可能性があることである。したがって,植食性に及ぼす温度変化の影響は,温度がどのように植物群落の特性およびそれらを占有する草食動物特性と相互作用するかに依存するかもしれない。ここでは,1101メートル標高勾配に沿った220,0.5メートル直径草本植物群落における無脊椎動物草食の調査によってこの仮説を検証した。著者らの結果は,温度上昇が少なくとも3つの重複機構によって群落レベルの草食を駆動できることを示唆する:温度上昇は植物群落の系統発生多様性を減らすことによって間接的に草食性に影響し,草食性に及ぼす機能的および系統発生的多様性の影響を変えることによって間接的に植食性に影響した。その結果,植物群落の機能的多様性の増加は,草食性に負の影響を及ぼしたが,より寒冷な環境においてのみ,系統発生多様性の増加の正の効果は,より温暖な環境において観察された。さらに,異なる草食動物摂食ΔΨsが温度と植物群落組成に対する応答において異なるので,草食動物摂食の間の差を説明することは,モデル適合をかなり改善した。まとめると,これらの結果は,気候変動が無脊椎動物の植食をどのように変えるかを予測するために,植物と草食動物群集状況の両方を考慮することの重要性を強調する。【JST・京大機械翻訳】