抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【背景】主要な鬱病のための有病率,表現型提示および治療反応における顕著な性差がある。ゲノムワイド関連研究(GWAS)は性差を調節するが,今日まで,性特異的マーカーと経路を同定する研究はない。本研究では,広いうつ病に対する性層化ゲノムワイド関連解析を行った。【方法】広い鬱病のためのゲノムワイド関連研究を,非関連参加者のみ,ならびに男性(N=127,867)および女性(N=146,274)で別々に,UK Biobank全参加者(N=274,141)で実施した。バイオインフォマティクス分析を行い,共通および性特異的マーカーと関連プロセス/経路を特性化した。【結果】著者らは,雌においてゲノムレベル有意性(P<5×10-8)を通過する11の遺伝子座と,男性における1つを同定した。男性と女性の両方で,遺伝的相関は,広い鬱病GWAと他の精神病理学の間で有意であったが,しかし,体脂肪,胴囲,ウエスト対ヒップ比,およびトリグリセリドを含む教育的達成と代謝的特徴との相関は,女性においてのみ有意であった。遺伝子に基づく分析は,全サンプルで広い鬱病,雌で64,および男性で53と有意に関連した147の遺伝子を示した。遺伝子に基づく分析は,共通の生物学的過程として「遺伝子発現のレギュレーション」を明らかにしたが,性特異的分子機構を示唆した。最後に,広いうつ病に対する性特異的PRSは,広いMDDの予測において,全および逆性PRSを凌駕した。結論:これらの所見は,うつ病と共存している健康状態と同様に,臨床的鬱病に対する性依存的遺伝的経路の証拠を提供する。【JST・京大機械翻訳】