抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【背景】抗生物質使用によって誘発される側副抵抗の定性的推定は,乏しい。本研究では,セフロキシムと比較したアモキシシリン/クラブラン酸またはセファゾリンによる治療の効果を,入院患者のセフタジジムに対する将来の耐性に関して比較した。方法:2016~2019年の間にイスラエル病院に入院した陽性細菌培養患者の後向き分析を行った。患者はアモキシシリン/クラブラン酸,セファゾリンまたはセフロキシムのいずれかで治療され,次の年に陽性細菌培養により再入院した。アモキシシリン/クラブラン酸とセファゾリン群の各患者に対して1:1のマッチングを行い,セフロキシム群からの単一患者に対して185:185と298:298のマッチした患者を得た。ロジスティック回帰とg-formula(標準化)を用いてオッズ比(OR),リスク差(RD),および損傷に必要な数(NNH)を推定した。【結果】セフルキシムはアモキシシリン/クラブラン酸またはセファゾリンよりセフタジジムに対して有意に高い耐性を誘発した:限界ORはアモキシシリン/クラブラン酸と比較して1.76,95%CI 1.16~2.83)であり,セファゾリンと比較して1.98(95%CI 1.41~2.8)であった;RDはアモキシシリン/クラブラン酸と比較して0.118(95%CI 0.031~0.215)であり,セファゾリンと比較して0.131(95%CI 0.058~0.197)であった。また,NNH:アモキシシリン/クラブラン酸またはセファゾリンをセフロキシムで置換すると,各8.5(95%CI 4.66~32.14)または7.6(95%CI 5.1~17.3)患者に対し,1つ以上の患者でセフタジジム耐性を生じる。結論:著者らの結果は,アモキシシリン/クラブラン酸またはセファゾリンによる治療が,将来の側副抵抗に関してセフロキシムに好ましいことを示す。ここで示した結果は,異なる抗生物質による生態学的損傷の定量的推定に向けた最初の段階である。キーポイントは,アモキシシリン/クラブラン酸またはセファゾリンに対するセフロキシムによる治療の側副抵抗を推定する後向き研究を行なった。新たな分析法の適用により,異なる処理の害と生態学的損傷に必要な数の推定が可能になった。【JST・京大機械翻訳】