抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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双極性障害(BD)は,気分,エネルギーレベルおよび機能能力の変化により特徴づけられる。したがって,それは,心拍数変動(HRV)によってインデックスされた自律神経系(ANS)の機能不全とも関連している。気分状態間のANS機能の違いに関する文献は,まだまばらである。本研究の主目的は,双極性障害(BD)における男性から正常胸腺状態へのHRVの個人内変化を調査することであった。これは,手首-wornセンサを用いた最初の研究である。BDの17人の患者は,フォトプレチスモグラフィー(PPG)センサー手首バンドを装備し,ヒト状態と正常胸腺状態の両方で24時間記録を提供した。平均心拍数と一般的に使用されるHRV測定SDNN,RMSSD,HF,LFおよびサンプルエントロピーを夜間の休息中の5分セグメントで算出した。年齢と性別を制御するために対t検定と線形回帰を用いて個人内の気分状態によってHRVを比較した。15人のBD患者からの記録を分析した。HRV測定SDNN,RMSSD,LFおよびサンプルエントロピーは,マンニアから安楽死まで統計的に有意な増加があった。影響サイズは主に大きかった。著者らの知見は,正常胸腺状態と比較して,男性状態でより低いHRVを明らかにした。これは,手首-worn PPGセンサにより収集されたHRVが双極性気分状態に対する可能なバイオマーカーであることを示した。運動アーチファクトは問題があり,休息時のサンプリングまたはアクチグラフィーとの組み合わせが推奨される。著者らの知見は,双極性患者に対するモニタリング装置を開発するためにさらに実施可能である。【JST・京大機械翻訳】