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J-GLOBAL ID:202202221581993485   整理番号:22A1016740

Mo含有中炭素鋼の遅れ破壊特性に及ぼす加工熱処理の影響

Influence of Thermomechanical Treatment on Delayed Fracture Property of Mo-Bearing Medium-Carbon Steel
著者 (3件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 377-388(J-STAGE)  発行年: 2022年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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0.4C-2Cr-1Mo-2Ni鋼(質量%)を,1123Kで1時間オーステナイト化した後,78%の圧下率のマルチパスキャリバー圧延を用い,773Kでの温間テンプフォーミングまたは873Kでのオースフォーミングにかけた。温間テンプフォーム(TF)およびオースフォーム(AF)した棒を,それぞれ,843Kで1時間焼なましそして焼戻し,その後,それらの遅れ破壊特性を調べ,1.6GPaの超引張強度レベルで比較した。TF試料は,焼戻しマルテンサイトの変形によって進展した強い<110>//RD繊維集合組織を有する超微細伸長粒(UFEG)構造を持ち,UFEG構造の横方向粒径は,AF試料における等方性ブロック構造のそれより微細であった。水素脆化感受性と大気腐食環境からの水素吸収とのバランスに基づいて,水素を事前に充填したノッチ付きバー試験片の低速歪速度試験と浸漬試験により,TFサンプルはAFサンプルよりも遅延破壊に対する耐性が高いことが実証された。TFおよびAF試料の遅れ破壊特性の違いを,微細構造進展,破壊挙動および引張異方性との関連で考察している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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金属材料  ,  熱処理技術 
引用文献 (37件):
  • 1) J. P. Hirth: Metall. Trans. A, 11 (1980), 861. https://doi.org/10.1007/BF02654700
  • 2) H. K. Birnbaum and P. Sofronis: Mater. Sci. Eng. A, 176 (1994), 191. https://doi.org/10.1016/0921-5093(94)90975-X
  • 3) H. K. D. H. Bhadeshia: ISIJ Int., 56 (2016), 24. https://doi.org/10.2355/isijinternational.ISIJINT-2015-430
  • 4) M. Nagumo and K. Takai: Acta Mater., 165 (2019), 722. https://doi.org/10.1016/j.actamat.2018.12.013
  • 5) A. Nagao, K. Hayashi, K. Oi and S. Mitao: ISIJ Int., 52 (2012), 213. https://doi.org/10.2355/isijinternational.52.213
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