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J-GLOBAL ID:202202221622386400   整理番号:22A1023320

キトサン処理はフェニルプロパノイド経路と創傷の酵素的褐変によるリンゴの創傷治癒を促進する【JST・京大機械翻訳】

Chitosan Treatment Promotes Wound Healing of Apple by Eliciting Phenylpropanoid Pathway and Enzymatic Browning of Wounds
著者 (8件):
資料名:
巻: 13  ページ: 828914  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7080A  ISSN: 1664-302X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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キトサンは,ポストハーベスト病に対する果実における耐性を誘導するエリシターであるが,リンゴ果実に対するキトサンの創傷治癒能力に関する知識はほとんどない。本研究は,治癒中のいくつかの酵素活性,生成物代謝産物,ポリフェノールオキシダーゼ活性,色(L*,b*,a*),重量損失,および疾患指数を決定することによってフェニルプロパノイド経路に及ぼすキトサンの影響を明らかにすることを目指した。人工的に損傷したリンゴ(cv.Fuji)果実を2.5%キトサンで処理し,21-25°Cで治癒し,相対湿度=81-85%を7日間,非創傷果実(被覆及び非被覆)を対照として用いた。その結果,キトサン処理は,創傷果実の重量損失とPenicillium expansum接種果実の病害指数を有意に減少させることを示した。フェニルアラニンアンモニア-リアーゼ(PAL),けい皮酸4-ヒドロキシラーゼ(C4H),4-コマリル補酵素Aリガーゼ(4CL),シンナモイル-CoAレダクターゼ(CCR),およびシンナミルアルコールデヒドロゲナーゼ(CAD)の活性を,キトサンによる治癒期間を通して誘発し,それは,けい皮酸,カフェー酸,フェルラ酸,シナピン酸,p-クマル酸,p-コマリルアルコール,コニフェリルアルコール,およびシナピルアルコールの生合成を増加させた。また,全フェノール,フラボノイドおよびリグニン含有量は果実創傷で有意に増加した。さらに,ポリフェノールオキシダーゼ活性を増強するキトサンの能力は創傷の酵素的褐変を促進した。創傷は,治癒前にフェニルプロパノイド酵素活性を増加させたが,キトサンは,対照と比較し,有意な治癒効果に対しより高い酵素活性を生じた。これら所見は,キトサンがフェニルプロパノイド経路を活性化し,創傷の酵素的褐変を刺激することにより,リンゴ創傷治癒を促進することを示す。Copyright 2022 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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外皮作用薬の基礎研究  ,  医用素材 
物質索引 (1件):
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引用文献 (39件):
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  • Dea S., Brecht J. K., Nunes M. C. N., Baldwin E. A. (2010). Quality of fresh-cut “Kent” mango slices prepared from hot water or non-hot water-treated fruit. Posthar. Biol. Technol. 56 171-180. doi: 10.1016/j.postharvbio.2010.01.007
  • Deepmala K., Hemantaranjan A., Singh B., Nishant Bhanu A. (2014). A future perspective in crop protection: chitosan and its oligosaccharides. Adv. Plants Agric. Res. 1 23-30. doi: 10.15406/apar.2014.01.00006
  • Fooladi vanda G., Shabani L., Razavizadeh R. (2019). Chitosan enhances rosmarinic acid production in shoot cultures of Melissa officinalis L. through the induction of methyl jasmonate. Bot. Stud. 60:26. doi: 10.1186/s40529-019-0274-x
  • Gayed A. A. N. A., Shaarawi S. A. M. A., Elkhishen M. A., Elsherbini N. R. M. (2017). Pre-harvest application of calcium chloride and chitosan on fruit quality and storability of ‘Early Swelling’ peach during cold storage. Ciênc. Agrotecnol. 41 220-231. doi: 10.1590/1413-70542017412005917
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