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J-GLOBAL ID:202202223925969787   整理番号:22A1038675

テトランドリンは好中球活性を軽減することによりマウスにおける関節リウマチを改善する【JST・京大機械翻訳】

Tetrandrine Ameliorates Rheumatoid Arthritis in Mice by Alleviating Neutrophil Activities
著者 (11件):
資料名:
巻: 2022  ページ: Null  発行年: 2022年 
JST資料番号: U7703A  ISSN: 1741-427X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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関節リウマチ(RA)は世界的に一般的な自己免疫疾患である。好中球はRAの発症と発達において重要な役割を果たし,RA治療の有望な標的である。テトランドリンは伝統的中国生薬Stephania tetrandra S.Moore由来のビスベンジルイソキノリンアルカロイドである。テトランドリンはマクロファージの炎症反応,線維芽細胞の過剰増殖,およびパンヌス形成を阻害することによりRAを緩和するのに有効である。しかし,テトランドリンがRAにおける好中球の活性を調節するかどうかは,ほとんど知られていない。本研究では,アジュバント誘発関節炎(AA)マウスモデルを採用して,RAと好中球に対するテトランドリンの影響を調べた。28匹のマウスを4群に分けた。対照群は,四肢にPBSを注射し,10日目から37日目まで腹腔内投与(i.p.)によりPBSで治療した。関節炎マウスモデルを後肢の足関節にFCAを注入して誘導した。AA群,AA+TET群およびAA+DEX群マウスを,それぞれPBS,テトランドリン(6mg/kg)またはデキサメタゾン(1mg/kg)i.p.毎日治療した。関節炎スコアを評価し,関節直径を3日ごとに測定した。血清中のIFN-γ,TNF-α,およびIL-6の濃度を測定するために,サイトメトリービーズアッセイを実施した。HE染色とサフラニンO-迅速染色を採用して,関節の組織変化をモニターした。免疫組織化学アッセイを適用して,MPO,NE,CitH3およびPAD4発現レベルを検出した。in vitroでの好中球活性に対するテトランドリンの影響を評価するため,CCK8試験を適用して細胞生存率を測定した。qPCRとELISAは,IL-1βとIL-6発現レベルを測定するために実行した。免疫蛍光アッセイを行ってNETの形成を測定した。結果は,テトランドリンが足関節直径(4.62±2.729から3.957±0.257;[数式:原文を参照])と足首スコア(4.000±0.000から3.286±0.756;[数式:原文を参照])に関してRAの症状を有意に緩和することを示した。テトランドリン処理は軟骨領域を有意に増加させ,血清IL-6を有意に低下させた(5.954±2.127から2.882±2.013;[数式:原文を参照])。免疫組織化学アッセイも,AA群([数式:原文を参照])と比較して,テトランドリンにより誘導されたNE,MPO,PAD4およびCitH3の発現レベル低下を示した。qPCRアッセイとELISAは,テトランドリンがIL-6([数式:原文を参照])を有意に阻害することによりin vitroで抗炎症効果を有することを示した。免疫蛍光分析は,PMAにより誘導されたNET形成がテトランドリン([数式:原文を参照])によって減少できることを示した。結論として,テトランドリンは好中球関与炎症およびNET形成の調節によりRAの治療において良好な有効性を有する。Copyright 2022 Qingyi Lu et al. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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運動器系の基礎医学  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 
引用文献 (34件):
  • L. J. O’Neil, M. J. Kaplan, "Neutrophils in rheumatoid arthritis: breaking immune tolerance and fueling disease," Trends in Molecular Medicine, vol. 25, no. 3, pp. 215-227, 2019.
  • L. F. Marchi, A. B. Paoliello-Paschoalato, R. D. R. Oliveira, A. E. C. S. Azzolini, L. M. Kabeya, E. A. Donadi, Y. M. Lucisano-Valim, "Activation status of peripheral blood neutrophils and the complement system in adult rheumatoid arthritis patients undergoing combined therapy with infliximab and methotrexate," Rheumatology International, vol. 38, no. 6, pp. 1043-1052, 2018.
  • V. Brinkmann, U. Reichard, C. Goosmann, B. Fauler, Y. Uhlemann, D. S. Weiss, Y. Weinrauch, A. Zychlinsky, "Neutrophil extracellular traps kill bacteria," Science, vol. 303, no. 5663, pp. 1532-1535, 2004.
  • K. D. Metzler, C. Goosmann, A. Lubojemska, A. Zychlinsky, V. Papayannopoulos, "A myeloperoxidase-containing complex regulates neutrophil elastase release and actin dynamics during NETosis," Cell Reports, vol. 8, no. 3, pp. 883-896, 2014.
  • P. Tessarz, T. Kouzarides, "Histone core modifications regulating nucleosome structure and dynamics," Nature Reviews Molecular Cell Biology, vol. 15, no. 11, pp. 703-708, 2014.
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