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J-GLOBAL ID:202202229210148216   整理番号:22A1160897

低ガラス転移温度のジフェンヒドラミン塩酸塩の可塑剤としてラクトースを用いた安定な共非晶質系の設計【JST・京大機械翻訳】

Design of a Stable Coamorphous System Using Lactose as an Antiplasticizing Agent for Diphenhydramine Hydrochloride with a Low Glass Transition Temperature
著者 (8件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 1209-1218  発行年: 2022年 
JST資料番号: W3686A  ISSN: 1543-8384  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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小分子から成る共アモルファス系は,高分子固体分散体との対応物として出現している。しかし,共アモルファス材料のガラス転移温度(T_gs)は,より高いT_gを有する高分子キャリアの欠如のため,比較的低い。本研究は,共アモルファス系に対する抗可塑化配座異性体としてのラクトース(LAC)の適用性を調べることを目的とした。モデル薬物(T_g=16°C)として塩酸ジフェンヒドラミン(DPH)を選択した。示差走査熱量測定は,物理的混合物の組成に依存して純融点の減少に加えて共融解点を示し,DPH-LACの混合物が共晶であることを示した。共晶混合物の融点をSchroeder-van Laar方程式に従って計算した。共晶混合物の融解熱は,LACに対するDPHの70:30モル比で最大になった。この点で,純粋成分の融解ピークは消失した。10:90から90:10の比におけるDPH-LAC物理的混合物の融解と冷却に続く熱流プロファイルは,単一T_gを示し,共アモルファス系の形成を示唆した。ラクトースは100°C以上のT_gを示し,DPHのT_gはLACのモル比と共に増加した。それは,LACに対するDPHの10:90モル比で84°Cであった。Raman画像は,共アモルファス系におけるDPHとLACの均一な分散の形成を示した。赤外スペクトルのピークシフトは,DPHのアミノ基とLACのヒドロキシル基との間の分子間相互作用の存在を示した。赤外スペクトルの主成分分析は,LACに対するDPHの70:30モル比で有意な変化を明らかにし,これは熱分析の結果と一致した。40°Cでの安定性試験は過冷却液体DPHの急速な結晶化を明らかにした。LACの10~50%を含む共アモルファス試料は21日間非晶質状態に留まり,結晶化は28日間LACの>60%を含む試料で観察されなかった。LACの10~50%を含む共アモルファス系の比較的低いT_g(40°C以下)は貯蔵中に結晶化を引き起こした。これらの知見から,安全で広く使われる医薬品賦形剤であるLACは,抗可塑化配座異性体として共非晶質系に適用できることが分かった。Copyright 2022 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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薬物の物理化学的性質  ,  食品の品質  ,  食品蛋白質  ,  固形製剤  ,  物理薬剤学 
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