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J-GLOBAL ID：202202230837362215   整理番号：22A0489760

成体発症甲状腺機能低下症は,雄マウスにおける電位依存性カリウムチャネル下方制御に基づく末梢神経過剰興奮性に起因する機械的過敏症を引き起こす【JST・京大機械翻訳】

Adult-onset hypothyroidism causes mechanical hypersensitivity due to peripheral nerve hyperexcitability based on voltage-gated potassium channel downregulation in male mice

著者 (5件)： Suda Machiko (Department of Integrative Physiology, Gunma University Graduate School of Medicine, Maebashi, Japan) ,  Takatsuru Yusuke (Department of Nutrition and Health Science, Toyo University, Ora-gun, Japan) ,  Amano Izuki (Department of Integrative Physiology, Gunma University Graduate School of Medicine, Maebashi, Japan) ,  Haraguchi Shogo (Department of Biochemistry, Showa University School of Medicine, Shinagawa-ku, Japan) ,  Koibuchi Noriyuki (Department of Integrative Physiology, Gunma University Graduate School of Medicine, Maebashi, Japan)
資料名： Journal of Neuroscience Research  (Journal of Neuroscience Research)
巻： 100  号： 2  ページ： 506-521  発行年： 2022年 
JST資料番号： T0107A  ISSN： 0360-4012  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 甲状腺ホルモンは中枢および末梢神経系機能において重要な役割を果たす。成人発症甲状腺機能低下症患者の約50%は,おそらく末梢神経障害に起因する疼痛を含む感覚症状を有する。しかしながら,痛みを引き起こす機構は明らかにされていない。雄マウスに5週間,50ppmプロピルチオウラシル(PTU)を投与することにより,成人発症甲状腺機能低下症モデル動物を作製した。本研究では雌マウスを試験した。von Frey毛試験により測定した機械的過敏症は,PTU曝露中に観察され,曝露後に回復した。坐骨神経化合物活動電位も分析した。単一パルス刺激の下で,閾値と伝導速度における有意な変化は,PTU投与群で観察されなかった。一方,訓練パルス刺激の下では,Aδ線維成分の潜伏遅延は,PTU曝露の週4のPTU投与群で少なく,相対的な超興奮性を示した。電位依存性カリウムチャンネルサブファミリーA(Kv1)を活性化する能力を持つ抗炎症剤であるフルチカゾンは,Kv1が伝導度変化に関与するという仮説を支持する訓練パルス刺激下のPTU曝露による潜伏変化比の減少を回復させた。Kv1.1蛋白質レベルは,PTU投与群の坐骨神経において有意に減少した。これらの結果は,成人発症甲状腺機能低下症が末梢神経の過興奮性により機械的過敏症を引き起こし,Kv1.1レベルの減少がこのような変化に関与する可能性があることを示す。Copyright 2022 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *過敏症 ,  消炎薬 ,  *甲状腺機能低下症 ,  甲状腺ホルモン ,  *興奮 ,  坐骨神経 ,  活動電位 ,  *成体 ,  パルス ,  疼痛 ,  ニューロパチー ,  *ダウンレギュレーション ,  窒素複素環化合物 ,  抗甲状腺物質 ,  ウレア化合物 ,  有機硫黄化合物 ,  ヒドロキシ化合物
準シソーラス用語： *末梢神経 ,  動物モデル , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (13件)： 伝導ブロック ,  Kv1.1 ,  神経因性疼痛 ,  ポリニューロパチー ,  プロピルチオウラシル ,  RRID:AB10005933 ,  RRID:AB10697035 ,  RRID:AB2811073 ,  RRID:AB2811074 ,  RRID:AB772206 ,  RRID:AB775942 ,  RRID:SCR002798 ,  低速伝導速度

分類 (1件)： 内分泌系の基礎医学  (GL01020Q)

物質索引 (1件)： プロピルチオウラシル

タイトルに関連する用語 (10件)： 成体 ,  発症 ,  甲状腺機能低下症 ,  マウス ,  電位依存性カリウムチャネル ,  下方制御 ,  末梢神経 ,  興奮性 ,  起因 ,  過敏症