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J-GLOBAL ID：202202232783650059   整理番号：22A0549986

Liesegang系における散逸パターン形成の統一理解のための相分離機構【JST・京大機械翻訳】

Phase separation mechanism for a unified understanding of dissipative pattern formation in a Liesegang system

著者 (4件)： Itatani Masaki (Graduate School of Science and Engineering, Yamagata University, 1-4-12, Kojirakawa, Yamagata 990-8560, Japan) ,  Fang Qing ,  Lagzi Istvan ,  Nabika Hideki
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 24  号： 4  ページ： 2088-2094  発行年： 2022年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 固相転移による散逸パターンは本質的に遍在する。それらの遍在性にもかかわらず,このようなパターン形成の非平衡自己集合機構の統一的理解はない。Liesegangパターン(LP)は,水溶性物質の方向性物質輸送の非線形結合から,それらの固相転移過程を有する多孔質媒体への散逸パターン形成を記述する可能性を有する典型的なモデルである。しかし,既存の研究の多くは,分子から固体状態への核形成の遷移機構にのみ焦点が集まっているので,Liesegangシステムにおける従来の機構は実用性を欠いている。本研究では,核形成を必要としない相転移と分離機構,すなわち,固体ヒドロゲル中のH+拡散による11-メルカプトウンデカン酸(MUA-Au NP)で修飾した金ナノ粒子のpH誘起凝集に基づく新規な実験系を示した。組合せ実験と数値シミュレーションは,パターン形成が巨視的相分離機構によって駆動されることを明らかにした。さらに,実験とシミュレーションの両方から得られたパターン周期性はLPの古典的間隔則に従い,LP形態は核形成の必要なしに決定される。したがって,核形成が起こるかどうかにかかわらず,LPの形成が統一機構で記述できることを示した。この知見は,化学Liesegangシステムが類似の散逸パターン形成の機構を証明するための実用的モデルとして応用できる可能性を開く。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 核形成 ,  凝集 ,  物質移動 ,  シミュレーション ,  相転移 ,  相変態 ,  *相分離 ,  非平衡状態 ,  固体 ,  モデル ,  固相 ,  ヒドロゲル ,  *パターン形成 ,  自己集合 ,  ナノ粒子
準シソーラス用語： 数値シミュレーション ,  金ナノ粒子 ,  固相転移 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  物理化学一般その他  (CB01030T)

タイトルに関連する用語 (4件)： 散逸 ,  パターン形成 ,  理解 ,  相分離