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J-GLOBAL ID：202202236247398709   整理番号：22A0367271

高津川における環境DNAを用いたアユの産卵活性評価に適した時間帯の検討

EXAMINATIONS ON APPROPRIATE TIME OF A DAY FOR EVALUATING SPAWNING INTENSITY OF PLECOGLOSSUS ALTIVELIS ALTIVELIS USING ENVIRONMENTAL DNA IN THE TAKATSU RIVER, WESTERN JAPAN

著者 (6件)： 齋藤稔 (山口大学大学院 創成科学研究科) ,  乾隆帝 (福岡工業大学 社会環境学部) ,  河野誉仁 (国立研究開発法人土木研究所 水環境研究グループ自然共生研究センター) ,  赤松良久 (山口大学大学院 創成科学研究科) ,  中尾遼平 (山口大学大学院 創成科学研究科) ,  小林勘太 (山口大学大学院 創成科学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_1315-I_1320(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,潮差が小さい日本海流入河川である高津川において,環境DNAによるアユの産卵状況の把握に適した時間帯の解明を目的とした.アユの産卵期を通して,日中・日没1時間後・3時間後の1日3回ずつ,1~2週間間隔で採水調査を行った.日中の環境DNA濃度の推移から,2019年は9月下旬と10月下旬が降下のピークであり,11月下旬には産卵が終了していると考えられた.海産個体の産卵盛期にあたると考えられる10月下旬には,日没1時間後のみ産卵が確認された.従って,産卵状況の正確な判断には,高津川においても日没1時間後に環境DNA調査を行うことが望ましい.ただし,その他の調査日では日没1時間後と3時間後で環境DNA濃度に差が認められず,日没3時間後の結果から産卵期の大まかな推定は可能であると推察された.(著者抄録)

シソーラス用語： 河川 ,  島根県 ,  *DNA【核酸】 ,  *アユ ,  *産卵 ,  現地調査 ,  *日変化 ,  夜 ,  水質調査
準シソーラス用語： 高津川 ,  環境DNA

著者キーワード (6件)： river ,  fish ,  eDNA ,  spawning ,  water sampling ,  timing

分類 (1件)： 魚類  (FH02020K)

引用文献 (15件)：

• 1) 川那部浩哉,水野信彦,細谷和海(編):日本の淡水魚(山渓カラー名鑑)改訂第2版,pp. 66-79,山と渓谷社,2005.
• 2) 農林水産省統計部:全国年次別・魚種別生産量(平成16年〜30年),平成30年漁業・養殖業生産統計,2019.
• 3) 高橋勇夫:天然アユが育つ川,築地書館,2009.
• 4) 高橋勇夫,東健作:天然アユの本,築地書館,2016.
• 5) 吉田圭介,乾隆帝,宇田川涼平,前野詩朗,赤松良久,児子真也,髙橋幸生,永田貴美久:環境DNA分析と物理環境調査による旭川下流部におけるアユの産卵可能性の検討,土木学会論文集 B1(水工学),75巻,2号,pp. I_529-I_534,2019.

タイトルに関連する用語 (6件)： 川 ,  環境DNA ,  アユ ,  産卵 ,  活性 ,  評価