文献

J-GLOBAL ID：202202239352504374   整理番号：22A0432393

食品乳濁液における脂質消化調節への生物物理学的洞察【JST・京大機械翻訳】

Biophysical insights into modulating lipid digestion in food emulsions

著者 (2件)： Acevedo-Fani Alejandra (Riddet Institute, Massey University, Private Bag 11222, Palmerston North 4442, New Zealand) ,  Singh Harjinder (Riddet Institute, Massey University, Private Bag 11222, Palmerston North 4442, New Zealand)
資料名： Progress in Lipid Research  (Progress in Lipid Research)
巻： 85  ページ： Null  発行年： 2022年 
JST資料番号： A0687A  ISSN： 0163-7827  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過去10年間,脂質消化と代謝のメカニズムの理解に関する主要な科学的進歩が,脂質に富む食品とショ糖に富む食品の過剰消費に関連した健康問題(肥満のような)に対処する観点からなされてきた。一般的な食品中の脂質は乳濁液の形で存在するので,エマルションの構造化は,少なくともコロイド科学の観点から,脂質消化と吸収の速度を制御する主な戦略である。脂質消化と吸収の動力学の調節は,食後の脂肪血症の制御を提供し,親油性化合物の放出を制御することができる食品を開発するための興味深い可能性を提供する。食品エマルションは,脂質消化の動力学においてかなりの差を達成するために設計できるが,ほとんどの研究は,比較的簡単なモデル系およびin vitro消化モデルに応用されてきた。より複雑な食品システムへのこの知識を翻訳し,ヒト研究における結果を検証する更なる研究が必要である。脂質消化を遅延/制御するための一つの有望なアプローチは,脂質の胃排出速度を変化させ,これはエマルション液滴の食品マトリックスとの相互作用により大きく影響される。胃環境に対する異なる応答および油滴と食品マトリックス間の異なる相互作用を有する食品マトリックスは,脂質消化に影響するように設計した。本レビューは,主に生物物理学的科学展望から,乳化脂質の物理化学的および構造的修飾の理解に関して,過去10年間になされた重要な科学的進歩に焦点を当てる。レビューは,特定の脂質消化速度を達成するために,エマルションの構造と安定性を変えることができる異なるアプローチを特異的に探究する。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 液滴 ,  相互作用 ,  *食品 ,  *乳濁液 ,  *脂質 ,  *消化 ,  乳化 ,  ヒト ,  肥満 ,  高脂血症 ,  in vitro実験 ,  胃排出能 ,  二糖類 ,  ピラノシド ,  フラノシド ,  グルコシド ,  フルクトオリゴ糖
準シソーラス用語： 油滴 ,  食品マトリックス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： 食品エマルション ,  脂質消化 ,  食後脂肪血症

分類 (3件)： 生物学的機能  (EB05020M) ,  生体膜一般  (EF04010G) ,  代謝一般  (EB05030X)

物質索引 (1件)： 蔗糖

タイトルに関連する用語 (7件)： 食品 ,  乳濁液 ,  脂質 ,  消化 ,  調節 ,  生物物理学 ,  洞察