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J-GLOBAL ID:202202241490893841   整理番号:22A1018521

溶融Fe-18mass%Cr合金中のMo,B,Ni,TiおよびNbとSnの相互作用係数

Interaction Coefficients of Mo, B, Ni, Ti and Nb with Sn in Molten Fe-18mass%Cr Alloy
著者 (3件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 405-412(J-STAGE)  発行年: 2022年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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鋼スクラップの利用の増加は,鉄および製鋼プロセスにおけるCO2排出削減のために強く求められている。鋼スクラップリサイクルにおいて,鋼中のトランプ元素(銅やスズのような)の含量は必然的に増加する。従って,溶鋼中のトランプ元素の蓄積に関連する熱力学的特性を理解することが重要である。溶鉄中のSnとMo,B,Ni,TiおよびNbとの相互作用係数の値を以前に報告した。しかし,溶融高クロム鋼中の合金元素と合金元素の相互作用係数についてはほとんど知られていない。本研究では,溶融Fe-18mass%Cr合金中のMo,B,Ni,Ti,およびNbとSnの相互作用係数を,Fe-18mass%Cr合金とAgの液体非混和性を使用する化学平衡法によって1873Kで測定し,以下の結果を得た:εSn(Fe-18Cr)Mo=-2.9(±3.2),eSn(Fe-18Cr)Mo=-0.0054(±0.0099)εSn(Fe-18Cr)B=9.6(±1.9),eSn(Fe-18Cr)B=0.19(±0.02)εSn(Fe-18Cr)Ni=-8.9(±2.6),eSn(Fe-18Cr)Ni=-0.036(±0.011)εSn(Fe-18Cr)Ti=10.4(±5.7),eSn(Fe-18Cr)Ti=0.05(±0.028)εSn(Fe-18Cr)Nb=20.5(±8.0),eSn(Fe-18Cr)Nb=0.055(±0.022)その結果,Fe-18mass%Cr合金中のSnとMの相互作用係数の値が,チタンを除いて,以前の研究で測定した溶融鉄のものより小さいことを示している。FeおよびFe-18mass%Cr合金中のSnとMの相互作用係数を,正則溶液モデルに基づいて推定した。溶鉄中のB,Ni,TiとSn,および溶融Fe-18mass%Cr合金中のNiとTiとSnの推定相互作用係数は,測定値と合理的に一致している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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製鋼  ,  金属,合金の化学熱力学(混合系) 
引用文献 (49件):
  • 1) H. Katayama and Y. Mizukami: Materia Jpn., 35 (1996), 1283 (in Japanese). https://doi.org/10.2320/materia.35.1283
  • 2) Y. Igarashi, I. Daigo, Y. Matsuno and Y. Adachi: ISIJ Int., 47 (2007), 753. https://doi.org/10.2355/isijinternational.47.753
  • 3) H. Hatayama, I. Daigo, Y. Matsuno and Y. Adachi: Environ. Sci. Technol., 44 (2010), 6457. https://pubs.acs.org/doi/pdf/10.1021/es100044n
  • 4) S. Hisashige, T. Nakagaki and T. Yamamoto: ISIJ Int., 59 (2019), 598. https://doi.org/10.2355/isijinternational.ISIJINT-2018-355
  • 5) K. Shibata, S. J. Seo, M. Kaga, H. Uchino, A. Sasanuma, K. Asakura and C. Nagasaki: Mater. Trans., 43 (2002), 292. https://doi.org/10.2320/matertrans.43.292
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