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J-GLOBAL ID：202202244452561518   整理番号：22A0359544

溶融Li塩溶媒和物のLiイオン溶媒和とイオン輸送特性

Li Ion Solvation and Ionic Transport in Molten Li Salt Solvates

著者 (5件)： 上野和英 (横浜国大 大学院工学研究院) ,  上野和英 (横浜国大 先端科学高等研究院) ,  獨古薫 (横浜国大 大学院工学研究院) ,  獨古薫 (横浜国大 先端科学高等研究院) ,  渡邉正義 (横浜国大 先端科学高等研究院)
資料名： 溶融塩および高温化学  (Molten Salts)
巻： 65  号： 1  ページ： 19-24  発行年： 2022年01月26日 
JST資料番号： G0718A  ISSN： 0916-1589  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 分子溶媒(配位子)とLi塩の特定の化学量論的混合物は低融点Li塩溶媒和物を生成する。Li塩溶媒和物(または高濃縮電解質)の溶融状態は,それらのユニークな特性のために,エネルギー貯蔵デバイスの重要な種類の電解質になった:極端な塩濃度でのLi⁺への強い溶媒結合は,熱的および電気化学的安定性を高め,高濃度のLiイオンは,二次電池における高速電極反応を可能にした。輸送特性の中で,Li⁺輸率は,Li二次電池の高速充放電性能に寄与する主要因子の1つである。しかし,液体電解質に対する高いLi⁺輸率を達成する合理的な設計戦略は存在しない。Li⁺輸率を決定する因子を理解するために,イオン-溶媒とイオン-イオン相互作用,Li⁺配位,および種々の溶媒とアニオンを有する種々の溶融Li塩溶媒和物中のイオン運動の相関の影響を調べた。溶融Li塩溶媒和電解質中のLi⁺溶媒和構造に関連して,ユニークなLi⁺輸送挙動を考察した。Liイオン溶媒和が溶融Li塩溶媒和物の輸送特性とLi二次電池の電池性能にどのように関連するかを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *リチウム化合物 ,  輸率 ,  充放電サイクル ,  *融解塩 ,  *溶媒和 ,  溶媒和物 ,  性能 ,  *イオン輸送 ,  *リチウムイオン電池 ,  イオン拡散 ,  *金属イオン ,  イオン液体 ,  スルホン ,  硫黄複素環化合物
準シソーラス用語： *リチウムイオン ,  電池性能

分類 (2件)： 融解塩  (CB05050R) ,  液体の輸送現象一般  (BL06011A)

物質索引 (8件)： [Li(G4)][TFSA] ,  LiTFSA ,  グライム ,  スルホラン ,  ダイグライム ,  トリフルオロアセタート ,  ビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミノリチウム・トリグライム ,  リチウムカチオン・トリフルオロアセタート

引用文献 (18件)：

• Q. Zhang, X. Zhang, H. Yuan, and J. Huang, Small Sci., 1, 2100058 (2021).
• K. M. Diederichsen, E. J. McShane, and B. D. McCloskey, ACS Energy Lett., 2, 2563 (2017).
• K. Xu, Chem. Rev., 114, 11503 (2014).
• Y. Yamada and A. Yamada, J. Electrochem. Soc., 162, A2406 (2015).
• J. M. Zheng, J. A. Lochala, A. Kwok, Z. D. Deng, and J. Xiao, Adv. Sci., 4, 1700032 (2017).

タイトルに関連する用語 (7件)： 溶融 ,  Li塩 ,  溶媒和物 ,  Li ,  イオン溶媒和 ,  イオン ,  輸送特性