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J-GLOBAL ID：202202244464654511   整理番号：22A1007064

打音法による新幹線用軌道スラブ-てん充層間の空隙検知方法に関する研究

STUDY ON DETECTING VOIDS WITHIN A CONCRETE SLAB TRACK OF SHINKANSEN WITH NON-DESTRUCTIVE TESTING BY IMPACT ACOUSTICS

著者 (5件)： 稲葉紅子 ((公財)鉄道総合技術研究所 軌道技術研究部) ,  高橋貴蔵 ((公財)鉄道総合技術研究所 軌道技術研究部) ,  渕上翔太 ((公財)鉄道総合技術研究所 軌道技術研究部) ,  桃谷尚嗣 ((公財)鉄道総合技術研究所 軌道技術研究部) ,  内藤英樹 (東北大学 大学院工学研究科土木工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 E1(舗装工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E1 (Pavement Engineering) (Web))
巻： 78  号： 1  ページ： 1-11(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： U0106B  ISSN： 2185-6559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スラブ軌道はコンクリート道床,てん充層,軌道スラブ等からなる軌道の一つである.経年したスラブ軌道の一部では,軌道スラブの底面とてん充層の上面の間に空隙を生じる場合があり,これを検知することが維持管理上の課題となっている.本研究では,空隙の検知手法として打音法に着目し,実物大供試体による打音試験,固有値解析および教師あり機械学習による検討を行った.その結果,打撃位置およびスラブ軌道全体の支承状態が打撃音の音響特性に与える影響についても考慮する必要があること,教師あり機械学習を用いることで高精度に空隙を判定し得ることが示された.ただし,本研究では,独立性が明らかな未知のデータに対する判別性能の検証を行っていない.ゆえに,そのようなデータを判定した場合の判別性能については,別途検証する必要がある.(著者抄録)

シソーラス用語： *スラブ軌道 ,  *損傷検出 ,  *音響検査 ,  新幹線 ,  間隙 ,  衝撃試験 ,  実物大試験 ,  固有振動 ,  周波数応答 ,  教師つき学習 ,  機械学習 ,  振動解析 ,  応答スペクトル
準シソーラス用語： 教師あり機械学習 ,  固有値解析 ,  *打音法

著者キーワード (4件)： slab track ,  non-destructive testing ,  impact acoustics ,  supervised machine learning

分類 (1件)： 保線,鉄道防災  (RC07050X)

引用文献 (8件)：

• 1) 高橋貴蔵,渕上翔太,谷川光,吉川秀平,桃谷尚嗣:スラブ軌道てん充層の大断面補修工法の開発,鉄道総研報告,Vol. 30, No. 10, pp. 17-22, 2016.
• 2) 鎌田敏郎,淺野雅則,国枝稔,六郷恵哲:コンクリート表層部欠陥の定量的非破壊検査への打音法の適用,土木学会論文集,No. 704/V-55, pp. 65-79, 2002.
• 3) 北川真也,木村定雄,歌川紀之,森山守:内部損傷を有するコンクリート床版の打音特性に関する基礎実験,土木学会論文集 E1(舗装工学),Vol. 72, No. 1, pp. 1-11, 2016.
• 4) 渕上翔太,高橋貴蔵,吉川秀平,桃谷尚嗣:高流動CAミルクを適用したスラブ軌道てん充層隙間注入補修に関する研究,鉄道工学シンポジウム論文集,Vol. 20, pp. 119-124, 2016.
• 5) 高橋貴蔵,小滝康陽,桃谷尚嗣,板倉真理佳:打音試験による鉄道用軌道スラブ底面の隙間の評価に関する基礎的研究,第6回コンクリート構造物の非破壊検査シンポジウム,2018.

タイトルに関連する用語 (6件)： 打音法 ,  新幹線 ,  てん充 ,  空隙 ,  検知方法 ,  研究