抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,燃料電池自動車(FCV)用の水素ステーションで使用される水素ガスディスペンサーの開発に関するものである。高圧水素ガスをFCVに供給する現状のフレキシブルホースの大部分は,ゴムと樹脂ベース材料から作られている。それらは,ガス透過に対する抵抗特性を持ち,水素ガス減圧によるブリスタとして知られる内部破壊を抑制する必要がある。ゴムと樹脂ベース材料を金属材料で置換できるならば,それらの困難は解決される。しかし,金属材料の水素脆化と呼ばれる別の問題は,金属材料を用いる時に生じる。さらに,ホースを構成する為に金属チューブは,柔軟性を与えるためにベローズとして加工しなければならない。本論文では,フレキシブル金属チューブの内圧強度と蛇腹形状との間の関係を,実験とCAE解析によって調べた。高Ni当量の二種類のステンレス鋼を,フレキシブルチューブに使用した。これらのステンレス鋼における高Ni当量特性は,水素脆化を抑制することを意味する。最初に,これらのステンレス鋼のパイプ状試験片の引張試験を233Kから343kの温度範囲で行い,次いで,得られた応力・歪線図を用いてCAE解析した。ついで,U型ベローズと軸方向にそれらを圧縮することによって得られた幾つかの圧密ベローズを製作し,両方の内部圧力強度を比較した。ベローズの軸方向おける圧縮の程度が大きいほど,ベローズの蛇腹ピッチが小さいほど,内部圧力強度が大きくなった。(翻訳著者抄録)