抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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回転デトネーション燃焼器(RDC)はデトネーション波として知られる超音速燃焼波を使用する燃焼器の一つであり,エンジンシステムを単純化し,衝撃波による超音速燃焼と圧縮性能により熱効率を改善することが期待される。ただし,そのような研究のほとんどはガス推進剤を使用して行なわれ,液体推進剤はほとんど使用されていない。液体推進剤は航空宇宙航空機エンジンを含む多くの燃焼器に使用されるので,液体推進剤によるRDCの性能を評価することが重要である。本研究では,液体エタノール-ガス酸素を有する円筒形RDCを構築し,流量32.3±3.5g/s,当量比0.42~1.72,および燃焼器長さを50mmから100mmまで変化させることにより,背圧14.5±3.0kPaにして試験した。結果は,約90%の理想気体デトネーション速度を有する安定なデトネーション波が,狭い穴噴射器を用いて伝搬し,液体燃料とガス酸化剤の間の衝突距離を短くすることを確認した。また,推力は安定した履歴と理想的なロケット推力の76~99%を持つ。さらに,燃焼器側壁からの内部自己発光とCH
*ラジカル可視化により,デトネーション波面は燃焼器底部から2~3mmの距離で伝搬し,主な燃焼領域は高さ20mmであった。この結果を用いて,摩擦と発達境界層を有する内部流モデルを構築し,良好な一致を示した。(翻訳著者抄録)