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J-GLOBAL ID：202202251969374271   整理番号：22A1013280

軽元素を利用した磁性材料研究の新展開 電子論で探るNd-Fe-B磁石主相における軽元素の役割

Role of Light Elements in the Main Phase of Nd Permanent Magnets from the Aspect of Electron Theory

著者 (4件)： 立津慶幸 (名桜大) ,  原嶋庸介 (奈良先端科学技術大学院大) ,  三宅隆 (産業技術総合研) ,  合田義弘 (東京工大)
資料名： まぐね  (Magnetics Japan)
巻： 17  号： 2  ページ： 102-108  発行年： 2022年04月01日 
JST資料番号： L5842A  ISSN： 1880-7208  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Nd-Fe-B永久磁石の主相はNd₂Fe₁₄Bとして知られ,それはNd₂Fe₁₇中のFe原子間の間隔の拡大のアイデアから生じ,Bの添加によりその磁気特性を改善した。第一原理計算によりNd-Fe-B永久磁石の主相の磁気特性を改善する候補として,BだけでなくC,N,OおよびFの役割を系統的に調べた。以前の理論的研究で予測されたように,一部のFeサイトの磁気モーメントはBの添加により改善された。しかし,Nd₂Fe₁₄Bの全磁気モーメントと磁化およびNdの磁気異方性エネルギーは,B添加によって増加するよりもむしろ減少した。Nd₂Fe₁₄BとNd₂Fe₁₄Cの生成エネルギーは,Nd₂Fe₁₄BとNd₂Fe₁₇Cのもの比較してネガティブであり,Bの役割は構造自体を安定化させ,これは実験結果と一致することを示す。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *理論 ,  *永久磁石 ,  *鉄合金 ,  *ネオジム含有合金 ,  *ホウ素添加合金 ,  役割 ,  *元素 ,  計算 ,  第一原理 ,  結晶構造 ,  エネルギー ,  磁気体積効果 ,  磁性 ,  磁気モーメント ,  磁気異方性 ,  置換 ,  *永久磁石材料 ,  *磁性合金
準シソーラス用語： *電子論 ,  *軽元素 ,  第一原理計算 ,  生成エネルギー

分類 (2件)： 電磁石  (NA05080G) ,  磁性材料  (NA04040H)

引用文献 (24件)：

• H. Bo-Ping and J. M. D. Coey: J. Less. Common. Met., 142, 295 (1988).
• P. C. M. Gubbens, A. M. van der Kraan, and K. H. J. Buschow: Physica B+C, 86-88, 199 (1977).
• F. Weitzer, K. Hiebl, and P. Rogl: J. Appl. Phys., 65, 4963 (1989).
• M. Sagawa, S. Fujimura, N. Togawa, H. Yamamoto, and Y. Matsuura: J. Appl. Phys., 55, 2083 (1984).
• M. Sagawa, S. Fujimura, H. Yamamoto, Y. Matsuura, and S. Hirosawa: J. Appl. Phys., 57, 4094 (1985).

タイトルに関連する用語 (9件)： 軽元素 ,  磁性材料 ,  研究 ,  展開 ,  電子論 ,  Nd ,  Fe ,  磁石 ,  役割