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J-GLOBAL ID：202202253317736950   整理番号：22A1068644

漢籍利用者のユースケースと研究プロセス

Use Cases and Research Processes of Chinese Classics Users

著者 (1件)： 木村麻衣子 (日本女子大学文学部日本文学科)
資料名： 日本図書館情報学会誌  (Journal of Japan Society of Library and Information Science)
巻： 68  号： 1  ページ： 22-40(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： S0647A  ISSN： 1344-8668  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 漢籍利用者の研究プロセスを明らかにし,複数の研究プロセスに共通する漢籍利用者のユースケースを記述することを目的として,漢籍を研究に利用している13名の研究者を対象にインタビュー調査を行った。インタビュー記録を質的に分析して見出した30件のユースケースを記述し,研究者ごとに研究プロセスを描くためのアクティビティ図を作成して,アクティビティ図の中にユースケースを位置づけた。ユースケースの記述に際してIFLA図書館参照モデルをドメインモデルとして用いたが,一部モデルの修正を行った。2名に対する追加インタビューから,本研究で見出したユースケースが別の漢籍利用者にも当てはまることを確認した。研究の結果,漢籍利用者のユースケースを明らかにし,研究プロセスを可視化することができたが,漢籍利用者の情報行動の特徴の一部はこれらに記述しきれないことを,本研究で採用した手法の限界として指摘した。(著者抄録)

シソーラス用語： *中国語 ,  *図書 ,  *利用調査 ,  文章 ,  図書館利用 ,  *研究者 ,  面接調査 ,  *情報活動
準シソーラス用語： *漢文 ,  書籍 ,  情報行動 ,  利用者行動

分類 (2件)： 図書館サービス  (AC09040J) ,  情報源  (AC03000B)

引用文献 (38件)：

• 1) IFLA Study Group on the Functional Requirements for Bibliographic Records. “Functional Requirements for Bibliographic Records: Final Report,” IFLA, September 1997, amended February 2009, https://repository.ifla.org/handle/123456789/811, (accessed 2021-09-20).
• 2) Riva, Pat; Bœuf, Patrick Le; Zumer, Maja. “IFLA Library Reference Model: A Conceptual Model for Bibliographic Information,” IFLA, January 2018, https://repository.ifla.org/handle/123456789/40, p.15, (accessed 2021-09-20).
• 3) Riva, Pat; Bœuf, Patrick Le; Zumer, Maja『IFLA 図書館参照モデル:書誌情報の概念モデル』[IFLA Library Reference Model] 和中幹雄ほか訳.樹村房,2019,p. 11.
• 4) 前掲1),p. 84-92.
• 5) Harej, Viktor; Zumer, Maja. “Analysis of FRBR User Tasks,” Cataloging & Classification Quarterly, vol. 51, issue 7, 2013, p. 741-759.

タイトルに関連する用語 (3件)： ユースケース ,  研究 ,  プロセス