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J-GLOBAL ID：202202255108778148   整理番号：22A0316330

ホスホトリエステラーゼによる殺虫剤ダイアジノンおよびジアゾキソンの分解:QM/MMおよびMDシミュレーションからの分岐機構への洞察【JST・京大機械翻訳】

Degradation of pesticides diazinon and diazoxon by phosphotriesterase: insight into divergent mechanisms from QM/MM and MD simulations

著者 (5件)： Fu Yuzhuang (State Key Laboratory of Physical Chemistry of Solid Surfaces and Fujian Provincial Key Laboratory of Theoretical and Computational Chemistry, College of Chemistry and Chemical Engineering, Xiamen University, Xiamen 361005, China. [e-mail] [e-mail]) ,  Zhang Yuwei ,  Fan Fangfang ,  Wang Binju ,  Cao Zexing
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 24  号： 2  ページ： 687-696  発行年： 2022年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ホスホトリエステラーゼ(PTE)による酵素的加水分解は有機リン系農薬を分解する最も効果的な方法の1つであるが,触媒効率は基質の構造特性に依存する。ここでは,P=SとP=Oによって特性化されたジアジノン(DIN)とジアゾキソン(DON)の酵素的分解をQM/MM計算とMM MDシミュレーションにより調べた。著者らの計算は,DON(P=O)の加水分解が,リン中心上の架橋-OH-の求核攻撃によって必然的に開始され,一方,DIN(P=S)では,Zn_α結合水分子の求核攻撃によって開始される新しい分解機構を,その低エネルギー経路のために提案した。DINとDONの両方に対して,加水分解反応は律速段階であり,エネルギー障壁はそれぞれ18.5と17.7kcal/molであった。活性部位への基質の輸送,脱離基の放出および分解生成物は,一般に,熱力学的にも動的にも,アンブレラサンプリングによるMDシミュレーションで有利であることが検証された。側鎖残基Phe132,Leu271およびTyr309は,基質デリバリーおよび生成物放出を操作するためにゲートスイッチングの役割を演ずる。DON-酵素系と比較して,DINの分解生成物は活性部位から容易に放出された。これらの新しい知見はPTEによる毒性有機リン化合物の酵素的分解の包括的理解に寄与するであろう。Copyright 2022 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 熱力学 ,  リン ,  酵素 ,  *加水分解 ,  有機リン化合物 ,  基質 ,  活性部位 ,  酵素的分解 ,  側鎖 ,  構造特性 ,  水分子 ,  有機リン系殺虫剤 ,  窒素複素環化合物 ,  無機酸エステル
準シソーラス用語： *分子動力学シミュレーション ,  エネルギー障壁 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  加溶媒分解  (CF02040X)

物質索引 (1件)： ダイアジノン

タイトルに関連する用語 (8件)： ホスホトリエステラーゼ ,  殺虫剤 ,  ダイアジノン ,  ジアゾキソン ,  分解 ,  MDシミュレーション ,  分岐 ,  洞察