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J-GLOBAL ID：202202256514411620   整理番号：22A1149788

低・中炭素鋼における球状化焼なましの改善

Improvement of spheroidizing annealing in low and medium carbon steels

著者 (5件)： 後藤仁 (山形県工技セ) ,  鈴木剛 (山形県工技セ) ,  松木俊朗 (山形県工技セ) ,  小川仁史 (山形県工技セ) ,  齋藤壱実 (山形県工技セ)
資料名： 山形県工業技術センター報告  (Reports of Yamagata Research Institute of Technology)
号： 53  ページ： 1-5  発行年： 2022年03月 
JST資料番号： F0568A  ISSN： 0286-813X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・鍛造品の材料として使われ,球状化焼きなまし処理が難しいとされる低・中炭素鋼の最適な球状化焼きなまし処理条件を求めて,市販の圧延棒鋼S45CとS25Cでの熱処理実験により検討。
・いくつかの熱処理条件が金属組織に及ぼす影響と引張試験による球状化焼きなまし処理が及ぼす機械的性質への影響について調査。
・低・中炭素鋼の球状化焼きなまし処理では,最適保持温度はA1変態点直上の740°Cで冷却速度は5°C/hであり,保持時間が長すぎると小さな球状化物は素地に溶融。
・球状化焼きなましでは,標準的な焼きなましに比べて伸びが増大し,引張強さは低下したが,硬さについてはほぼ同等。

シソーラス用語： *球状化 ,  *焼なまし ,  *中炭素鋼 ,  *低炭素鋼 ,  引張試験 ,  *機械的性質 ,  伸び ,  引張強さ ,  硬度 ,  *鍛造性 ,  熱処理条件 ,  棒鋼 ,  圧延製品 ,  金属組織
準シソーラス用語： *球状化焼なまし

分類 (2件)： 鍛造技術  (WC05020H) ,  熱処理技術  (WC03020T)

引用文献 (3件)：

• 斎藤利生: 日本金属学会誌(1965),第10号,第29巻,995頁.
• 中野平: 鉄と鋼,第58年(1972),第14号,88頁.
• (社)日本熱処理技術協会編: 入門・金属材料の組織と性質(社)日本熱処理技術協会(2004), 47頁.

タイトルに関連する用語 (2件)： 中炭素鋼 ,  球状化焼なまし