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J-GLOBAL ID：202202260566058197   整理番号：22A0939688

シカ警戒声を利用した列車とシカとの接触事故防止手法の開発

Development of a Deer Deterrent Equipment for the Mitigation of the Deer-Train Collision

著者 (3件)： 志村稔 (鉄道総合技術研) ,  潮木知良 (鉄道総合技術研) ,  池畑政輝 (鉄道総合技術研)
資料名： 野生生物と交通研究発表会講演論文集  (Proceedings. Symposium on Wildlife and Traffic)
巻： 21st  ページ： 9-14  発行年： 2022年02月 
JST資料番号： L7521A  ISSN： 1347-3190  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・増加するシカと列車の衝突事故防止するため,シカの警戒声と犬の咆哮を組み合わせた忌避音を考案。
・接触事故多発線区を走行する列車から忌避音吹鳴を行い,高感度カメラによってシカの行動を解析した試験結果を報告。
・忌避音吹鳴有り無しの区間での,シカ目撃回数は試験期間中で変化なしと結論。
・目撃時のシカの体勢に基づく効果検証法を開発し,その後の行動との関係から,忌避音吹鳴により,シカの危険な行動を抑制する効果があると結論。
・忌避音によるシカの列車回避行動の促進効果,その効果の持続性について考察。

シソーラス用語： *衝突回避 ,  事故 ,  *列車 ,  *シカ ,  音声 ,  安全対策 ,  事故防止 ,  *動物行動
準シソーラス用語： シカ警戒声 ,  警戒行動 ,  事故防止対策 ,  衝突事故 ,  鳴き声

分類 (3件)： 個生態学  (EE03020H) ,  自然保護  (SB06000L) ,  自然災害  (FC04020J)

引用文献 (11件)：

• 武内陽子,菊地史倫,山内香奈:動物接触事故時の列車運行乱れの定量的評価,鉄道技術連合シンポジウム(J-Rail)講演論文集 Vol.22,2015
• 環境省:全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定等の結果について(令和元年度), https://www.env.go.jp/press/107256.html(参照日:2021年12月22日)
• John A. Bissonette: Road Ecology, Island Pr, 2002.
• Ando, C.,“The relationship between deer-train collisions and daily activity of sika deer Cervus nippon,” Mammal study, Vol.28, pp.135-143, 2003.
• Rodney van der Ree, Daniel J. Smith, and Clara Grilo : Handbook of Road Ecology, Wiley Blackerll, 2015.

タイトルに関連する用語 (5件)： シカ ,  列車 ,  事故防止 ,  手法 ,  開発