抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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静の海の縦孔周囲の形成について調べるため,静の海の縦孔周囲の領域において,TiO
2含有量の分布,標高データ,モデル年代の関係について調査を行った.調査の結果,静の海の縦孔周囲,コーシー楯状火山とされる領域は,組成や噴出場所,噴出時期の異なる複数の溶岩噴出により形成された可能性があることがわかった.また,静の海の縦孔付近とApollo11号着陸点付近ともに,TiO
2含有量はその領域のモデル年代が若いほど増加する傾向がある.ただし,MTH周辺の同じTiO
2含有量の地質単位について,それぞれ同程度のモデル年代を示すからといって,それが単一の噴火によって広範囲に形成されたかどうかはすぐには断定できない.短期間内の複数の噴火によって形成された可能性も残っている.(著者抄録)