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J-GLOBAL ID:202202263931354832   整理番号:22A0612205

高光誘導ストレスがシアノバクテリアSynechocystis sp.PCC6803のSn-2位での脂質脱アシル化を活性化する

High-Light-Induced Stress Activates Lipid Deacylation at the Sn-2 Position in the Cyanobacterium Synechocystis Sp. PCC 6803
著者 (19件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 82-91 (WEB ONLY)  発行年: 2022年01月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アシル-アシル担体蛋白質シンテターゼ(Aas)を欠損するシアノバクテリア突然変異体は,膜脂質の脱アシル化によって生成する遊離脂肪酸(FFA)が再利用できないために遊離脂肪酸を生産する。Synechocystis sp.PCC6803の遺伝子組み換えAas欠損変異株は,低光(LL)条件(50μmol光子m-2s-1)下で正常に増殖したが,高光(HL)条件(400μmol光m-2s-1)下で増殖を維持することができず,HL条件下での生存におけるAasの重要な役割が明らかになった。LL増殖培養より,HL曝露培養によって数倍多量のFFAが生産された。パルミチン酸は,HL曝露培養液中の全FFAの約85%を占め,一方,C18脂肪酸(FA)は,LL増殖培養中のFFAの約80%を構成した。Synechocystis種ではC16FAが脂質のsn-2位でエステル化されるため,HL照射がsn-2位で脂質の脱アシル化を活性化することが推論された。Neisseria lactamicaのFFA輸送蛋白質,FarBの異種発現が,HL下で,細胞内FFA蓄積を防ぎ,突然変異体の発育異常を救済したことは,細胞内FFAが成長阻害の原因であることを示した。FarB発現はまた,HL下でFFAの「per-cell」収率を90%減少させ,パルミチン酸の比率を総FFAの約15%に低下させた。これらの結果から,HL誘導脂質脱アシル化は,本質的に強光によってではなく,HLに起因する細胞損傷によって引き起こされることを示した。HL誘導損傷と脂質脱アシル化の間に正のフィードバックループがあり,それはFFA蓄積がAasによって防止されない限り致死的であると推論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般  ,  植物の生化学 

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