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J-GLOBAL ID：202202265932258915   整理番号：22A0316019

ミトコンドリアDNAとマイクロサテライト分析により明らかにしたフィンランド,ヘルシンキ周辺の都市ハリネズミ(Erinaceus europaeus)の遺伝的多様性と系統地理学【JST・京大機械翻訳】

Genetic diversity and phylogeography of urban hedgehogs (Erinaceus europaeus) around Helsinki, Finland, revealed by mitochondrial DNA and microsatellite analyses

著者 (8件)： Osaka Momoko (Department of Biological Sciences, School of Science, Hokkaido University, Sapporo, Japan) ,  Osaka Momoko (Graduate School of Asian and African Area Studies, Kyoto University, Kyoto, Japan) ,  Pynnonen-Oudman Kirsi (Korkeasaari (Helsinki) Zoo, Helsinki, Finland) ,  Lavikainen Antti (Department of Veterinary Biosciences, Faculty of Veterinary Medicine, University of Helsinki, Helsinki, Finland) ,  Amaike Yosuke (Department of Biological Sciences, Faculty of Science, Hokkaido University, Sapporo, Japan) ,  Nishita Yoshinori (Department of Biological Sciences, Faculty of Science, Hokkaido University, Sapporo, Japan) ,  Masuda Ryuichi (Department of Biological Sciences, School of Science, Hokkaido University, Sapporo, Japan) ,  Masuda Ryuichi (Department of Biological Sciences, Faculty of Science, Hokkaido University, Sapporo, Japan)
資料名： Mammal Research  (Mammal Research)
巻： 67  号： 1  ページ： 99-107  発行年： 2022年 
JST資料番号： W4702A  ISSN： 2199-2401  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヨーロッパヘッジホッグ(Erinaceus uropaeus)はヨーロッパ,IberiaとイタリアからScandinavia,ニュージーランドで広く分布している。それらは自然生息地から都市域までの広範囲の環境に生息する。フィンランドは現在の分布地域の北縁であり,それはヨーロッパの更新世の退もつから拡大した。フィンランドのヘッジホッグは郊外で見出されるだけでなく,首都圏,ヘルシンキのような都市域にも見られる。しかし,他の個体群と個体群構造に対する系統発生関係は,ヘルシンキの都市ヘッジホッグでは未知であった。ミトコンドリア制御領域およびチトクロームb遺伝子の部分配列および11のマイクロサテライト遺伝子座に基づいて,2017~2019年にHelsinki周辺で採取した106のヘッジホッグのサンプルから,分子系統発生を再構築し,個体群構造および遺伝的多様性を分析した。系統発生データは,ヘルシンキ個体群がエストニア集団と密接に関連することを示した。これは,Helsinki集団の少なくとも一部が,以前の報告で示すように,氷河リフュジアからの自然拡大とベルミン制御のための人為的導入により,エストニアに由来することを意味する。マイクロサテライトデータは,Helsinki個体群が遺伝的に均質であり,低い遺伝的多様性を持つことを示した。これは,現在,遺伝子流動に対する効果的な地理的障壁の欠如による可能性があるが,移動により形成された亜集団は,北または人工導入への自然拡大の創始者効果から生じる遺伝的均一性により隠される可能性がある。Helsinkiにおける都市フラグメンテーションの効果を評価するためには更なる研究が必要である。Copyright The Author(s), under exclusive licence to Mammal Research Institute Polish Academy of Sciences 2021 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 流動 ,  *都市 ,  *DNA【核酸】 ,  *遺伝 ,  系統発生 ,  更新世 ,  氷河 ,  遺伝子座 ,  フラグメンテーション ,  都市郊外 ,  個体群 ,  生息場所 ,  *マイクロサテライト
準シソーラス用語： *ミトコンドリアDNA ,  個体群構造 ,  遺伝子流動 ,  分子系統発生 ,  マイクロサテライト遺伝子座 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： フラグメンテーション ,  遺伝的多様性 ,  系統地理学 ,  都市のヘッジホッグ

分類 (2件)： 集団遺伝学  (EC01040J) ,  個体群生態学  (EE03030S)

タイトルに関連する用語 (9件)： ミトコンドリアDNA ,  マイクロサテライト分析 ,  フィンランド ,  ヘルシンキ ,  周辺 ,  都市 ,  ハリネズミ ,  遺伝的多様性 ,  系統地理学