抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
核融合トカマクデバイスのスクラップオフ層(SOL)のような低い衝突のプラズマでは,イオンの平行熱伝導率は,非局所速度効果のため,古典的Spitzer-Harmモデルよりも小さくなる。日本の実証トカマク原子炉概念JA DEMOを用いて,DEMO関連トカマクSOLプラズマに対するイオン熱伝導率(イオンKEと略す)の動力学的効果の影響および役割を,シミュレーションにより評価した。イオンKEが広く用いられている自由流れエネルギー(FSE)制限モデルによってモデル化される一連の試験シミュレーションを実証した:(a)イオンKEは,JA DEMO SOL(ベースライン運転シナリオ)におけるイオン平行熱流束密度を,X点周辺で,また,平行衝突がより小さいセパラトリックスに沿った低磁場側(LFS)領域の上流で,減少した。イオンKEレベルが可能な範囲(すなわち,FSE制限モデルのパラメータα_i)にわたって走査されるテストケースの中で,(w/o)イオンKEのないケースと比較して,40%~60%の減少が観察された。(b)イオンKEは,イオン温度T_i(最大600%増加)の著しい増加と,SOL上流の広域にわたるイオン密度n_i(-80%まで)の顕著な低下につながった。エネルギーバランス解析は,イオンKEが,プラズマパラメータの空間的変化が中程度である限り,フラックス制限因子のそれぞれ0.4と-0.4のパワーによって上流n_iとT_iに影響することを示唆した。本研究の結果は,DEMO関連SOLプラズマに対するイオンKEの基本的評価として役立ち,より定量的な予測に向けたモデルのさらなる理解の必要性を明らかにした。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】