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J-GLOBAL ID：202202270544704625   整理番号：22A0059230

環境低負荷なセルフスイッチ重合法-ポリエステル系ブロックポリマーをワンステップで合成

著者 (3件)： 鈴木涼太 (北大 大学院総合化学院) ,  磯野拓也 (北大 大学院工学研究院) ,  佐藤敏文 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 化学  (Chemistry)
巻： 77  号： 1  ページ： 48-52  発行年： 2022年01月01日 
JST資料番号： F0095A  ISSN： 0451-1964  CODEN： KAKYAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・ミクロ相分離による特異な力学的挙動を示すブロックポリマーの合成はコストと時間がかかり,大量の有機溶媒が必要であったが,アルカリ金属カルボン酸を触媒とするセルフスイッチ重合による簡便合成法を開発。
・2016年,環状酸無水物/エポキシドの開環交互共重合と環状エステルの開環重合を1段階で行うセルフスイッチ法が開発され,開始剤,触媒,モノマーの混合で簡便にポリエステル系ブロックポリマーを合成可能。
・アルカリ金属カルボン酸が触媒として通用するかどうかを調べ,ピバル酸セシウムが重合触媒として作用することを確認,更に高周期のカチオンを持つ触媒程高活性で電子供与性基の存在で触媒活性が向上。
・ピバル酸セシウムを触媒,ベンゼンジメタノールを二官能性開始剤とし,無溶媒下でフタル酸無水物とエチルグリシジルエーテルのセルフスイッチ開環交互共重合をワンステップで達成。
・コハク酸無水物又はオクチルコハク酸無水物とエチルヘキシルグリシジルエーテル,L-ラクチドからセルフスイッチ重合により,ハード-ソフト-ハード型トリブロックポリマーを合成,接着剤性能,熱可塑性を確認。

シソーラス用語： トリブロック共重合体 ,  *ブロック共重合体 ,  ブロック共重合 ,  *開環重合 ,  *重合触媒 ,  触媒活性 ,  置換基効果 ,  重合開始剤 ,  交互共重合 ,  芳香族カルボン酸 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  カルボン酸無水物 ,  ジカルボン酸 ,  脂肪族カルボン酸

分類 (2件)： 重合触媒,重合開始剤  (CG04070V) ,  共重合  (CG04030D)

物質索引 (7件)： ピバル酸セシウム ,  フタル酸無水物 ,  L-ラクチド ,  無水コハク酸 ,  オクチルこはく酸無水物 ,  2-エチルヘキシルグリシジルエーテル ,  1,4-ベンゼンジメタノール

タイトルに関連する用語 (4件)： 環境 ,  重合法 ,  ポリエステル系 ,  ポリマー