抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,COVID-19の感染拡大により,室内環境での感染防止の観点から室内空気質が注目されている。空気清浄機は,室内空気質を改善するための主要な役割を果たすことができる。本研究では,空気清浄機による汚染物質除去の性能を,さまざまな条件下で実空間で評価した。また,空気清浄機に搭載された静電HEPAフィルタは,有機物が炉材にさらされると性能が低下する場合がある。静電HEPAフィルタを搭載した空気清浄機の空中浮遊粒子除去性能に関する実空間での影響要因を明らかにするために,実空間での空気清浄機の除去性能試験とフィルタの除去性能試験を実施した。実空間でのテストでは,部屋の広さ,設置場所,家具などによってCADR値が異なることがわかった。空気清浄機とフィルタの除去効率から実空間での性能を評価するには,さらなる検討が必要である。空気清浄機にアルコールを添加した現場試験法の結果により,室内でのアルコールの使用が空気清浄機の性能に影響を与えることを示した。(翻訳著者抄録)