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J-GLOBAL ID:202202273227596957   整理番号:22A1144078

鋼繊維入り高強度高緻密コンクリートの透水性評価

Effect of Reinforcing Steel Fiber on Permeability of High Strength and Ultra Low Permeability Concrete
著者 (5件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 228-234(J-STAGE)  発行年: 2022年 
JST資料番号: F0385A  ISSN: 0514-5163  CODEN: ZARYA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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地質学的リポジトリにおいて放射性廃棄物処分のための物質の透過性に関する情報は,必須である。高強度で超低透水性コンクリート(HSULPC)は,超ウラン(TRU)廃棄物を包装するために使用される材料と考えられている。HSULPCは,その引張強度および靭性を高めるために鋼繊維によって強化されているが,透水性に及ぼす強化鋼繊維の効果は不明である。透水性試験は,低透水性材料の水力学的特性を決定するために,非常に正確である必要がある。本研究では,過渡パルス法を用いて鋼繊維を使用したHSULPCの透水率を調べた。鋼繊維有り無しのHSULPCの透水率は,拘束圧2~10MPaで,間隙水圧1MPa一定下で約10-13~10-11m/sと決定された。結果はさらに,これらの材料の透水性は,有効拘束圧にヒステリシス依存性を有することを示した。鋼繊維の使用の有り無しのHSULPC間での透水率の顕著な差異はなかった。SEM観察は,鋼繊維を使用したHSULPCは,コンクリートの混合中にある程度含まれる孤立したボイドを有するが,水チャンネルのための鋼繊維の界面にはボイドは少ないことを明らかにした。しかし,より高い気孔率の場合,鋼繊維を使用したHSULPCの透水率は,繊維無しの場合よりも比較的に高い。それでも,繊維強化HSULPCの透水率は,幌延泥岩や土岐花崗岩に比べて十分低く,TRU廃棄物中の14C放射性核種を効果的に閉じ込めることが可能である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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モルタル,コンクリート  ,  放射性廃棄物 
引用文献 (26件):
  • 1) Nuclear Waste Management Organization of Japan, “Chisou shobun jigyou no anzen kakuho”, NUMO-TR-11-01 (2011).
  • 2) Nuclear Waste Management Organization of Japan, “Houkatsuteki gijyutsu houkoku: wagakuni ni okeru anzenna chisou shobun no jitsugen (review)”, NUMO-TR-18-03 (2018).
  • 3) H. Sakamoto, A. Takei, T. Kawasaki, M. Katagiri, T. Nawa and K. Uomoto, “Koukyoudo kouchimitsu morutaru wo mochiita houshasei haikitai no kaihatsu (1)”, Proceedings of the 57th Annual Conference on Japan Society of Civil Engineers, CS, pp.487-488 (2002).
  • 4) E. Anderson, “Determination of water imperviousness or water permeability of cements”, Cencrete, Vol.26, pp.195-197 (1925).
  • 5) E. Anderson, “Relation between water permeability and water absorption of concrete”, Industrial and Engineering Chemistry, Vol.18, No.1, pp.17-18 (1926).
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