文献

J-GLOBAL ID：202202277121784708   整理番号：22A0138737

新しい飲み方を創るノンアル・微アル 素材および分析技術を生かしたノンアルコール飲料への果実感の演出

著者 (1件)： 安中奈保子 (塩野香料)
資料名： 月刊フードケミカル  (フードケミカル)
巻： 38  号： 1  ページ： 27-31  発行年： 2022年01月01日 
JST資料番号： X0600A  ISSN： 0911-2286  CODEN： GFKEEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・酒造法の定義を根拠に含有アルコール量が1%未満とされるノンアルコール飲料は,道路交通法改正による罰則強化の影響で酒造業界が「アルコール度数0.00%(=10ppm未満)」との自主基準で運用。
・カクテル風味の香料は精油で風味表現することが多,精油はエタノール溶剤を用いたものが多いのでエタノールフリー香料には使用不可。
・塩野香料(株)ではエタノールフリー香料用の精油について原料・溶剤ごとに成分,抽出効率のデータを取り,クリアする溶剤の条件を設定して使用を可能化。
・清涼飲料との差別化のために同社はビールやワインの発酵濃縮物からエタノールを除去した濃縮物や抽出原料を使用。
・その他,同社独自の分析・調香技術として,リカバリーエッセンスを使わない,「果実丸ごと分析」技術を活用したリアルな果実感や果汁味の調合香料による再現について記述。
・さらに,独自合成原料の開発について,ジオール系化合物,王林リンゴ由来の香気成分(ラクトン),酒感の表現に不可欠なアルコール類,エステル類,ケトン類,フェノール香などの調香開発について記述。

シソーラス用語： *飲料 ,  果物 ,  果実フレーバー ,  *香料 ,  芳香成分 ,  清涼飲料 ,  精油 ,  ジオール ,  リンゴ ,  ラクトン ,  アルコール ,  エステル ,  ケトン ,  フェノール類
準シソーラス用語： エッセンス ,  *ノンアルコール飲料 ,  王林 ,  差別化

分類 (3件)： 果実飲料,加工飲料  (FJ06020S) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J) ,  食品の品質  (FJ01040F)

物質索引 (1件)： フェノール

タイトルに関連する用語 (5件)： 素材 ,  分析技術 ,  ノンアルコール飲料 ,  果実 ,  演出