文献

J-GLOBAL ID：202202278321133228   整理番号：22A1144089

アルカリ活性材料のモルタルへの高炉スラグ細骨材の適用性に関する基礎的検討

Fundamental Study on Applicability of Blast Furnace Slag Fine Aggregate to Alkali Activated Material Mortar

著者 (6件)： 田恵太 (JFEスチール(株)スチール研究所) ,  松永久宏 (JFEスチール(株)スチール研究所) ,  吉澤千秋 (日本大学 理工学部) ,  小泉公志郎 (日本大学 理工学部) ,  皆川浩 (東北大学大学院工学研究科) ,  久田真 (東北大学大学院工学研究科)
資料名： 材料  (Journal of the Society of Materials Science, Japan)
巻： 71  号： 3  ページ： 311-318(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： F0385A  ISSN： 0514-5163  CODEN： ZARYA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,高炉スラグ細骨材を使ったアルカリ活性化材料モルタルの基礎研究として,フレッシュ性状の評価を実施した。硬化後の圧縮強度と乾燥収縮を測定した。その結果,高炉スラグ細骨材を使用する場合,フライアッシュと粉砕高炉スラグの混合体積比が60:40の場合,凝結時間は確保され,十分な作業性が得られた。そして,粉砕した粒状高炉スラグと高炉スラグ細骨材の両方を用いることにより,アルカリ活性化材料は,強度を90MPa以上高めることができ,乾燥収縮は,高炉スラグ細骨材を使用しなかった場合と比べて25%低減することができた。さらに,膨張添加剤および収縮低減添加剤を使用することにより,アルカリ活性化材料の乾燥収縮を低減することができ,その膨張効果は,ポルトランドセメントをバインダとして使用したコンクリートとの一般的な混合量と同等であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *モルタル ,  人工骨材 ,  *高炉スラグ ,  *細骨材 ,  性質 ,  *コンクリート ,  硬化 ,  *圧縮強さ ,  *乾燥収縮 ,  フライアッシュ ,  体積率 ,  時間 ,  凝結 ,  作業性 ,  膨張剤 ,  コンクリート添加剤 ,  *水酸化ナトリウム ,  塩基
準シソーラス用語： アルカリ ,  フレッシュ性状 ,  圧縮強度 ,  凝結時間 ,  高炉スラグ骨材 ,  収縮低減剤 ,  体積比

著者キーワード (1件)： アルカリ活性化材料高炉スラグ細骨材粉砕高炉スラグフライアッシュ乾燥収縮膨張添加剤収縮低減添加剤

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  その他の石材  (YC05070M)

引用文献 (17件)：

• 1) M. Uehara and T. Sato, “Geopolymer hou de concrete no kankyofuka wo teigensuru”, Railway Research Review, Railway Technical Research Institute, pp. 10-13, 11(2011).
• 2) K. Ichimiya, “Geopolymer no kenkyukaihatsu no genjyo”, Concrete Journal, Vol. 55, No. 2, pp. 131-137(2017).
• 3) K. Ichimiya, S. Hatanaka and D. Atarashi, ”Geopolymer no genjyo to kongo no tenbou”, Concrete Journal, Vol. 56, No. 5, pp. 409-414(2018).
• 4) T. Sato and M. Uehara,” Blast furnace slag fine aggregate wo shiyoushita Geopolymer mortar no shotokusei”, Proceedings of the Japan Concrete Institute, Vol. 40, No. 1, pp. 1881-1886(2018).
• 5) K. Harada, H. Aida, K. Ichimiya and M. Hibino,” Geopolymer no Blast furnace slag no eikyo ni kansuru kisotekikenkyu”, Proceedings of the Japan Concrete Institute, Vol. 36, No. 1, pp. 2236-2241(2014).

タイトルに関連する用語 (5件)： アルカリ ,  活性 ,  モルタル ,  適用性 ,  基礎的検討