抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・油浸紙コンデンサを模擬したアルミ箔/油浸紙複合絶縁系における絶縁破壊(BD)に至る部分放電(PD)特性の推移について検討。
・油浸紙コンデンサのPD検出に基づく絶縁診断が期待されているが,PDからBDに至るPD信号の推移は未解明な点が多いことを指摘。
・油浸紙コンデンサを模擬したサンプルへの交流電圧印加開始からBDに至るPD特性の推移について,PD電荷量をCR回路で,発光像を高速度ビデオカメラで連続的に取得。
・実験結果は,PDがアルミ箔端部を起点として発生し,気泡生成によりボイド放電に移行し,PD電荷量と頻度の急増加を経てBDに至ることを示唆。