抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景:絹フィブロインスカフォールドの孔形成技術は冷凍或いは凍結乾燥法を採用していることが多いが、異なる濃度の、温度などの条件はステントの物理生物性能に影響を与え、骨組織スキャフォールドの作製にどのような冷凍方式、どの濃度を用いるかについてはまだ明確なテーマ研究がない。【目的】絹フィブロインの足場特性に及ぼす絹フィブロイン溶液濃度,凍結条件,および10g/Lポリエチレングリコールの影響を研究し,骨組織工学足場の製作条件を選択する。方法:30,60,90g/Lの絹フィブロイン溶液を調製し,-20°Cで前凍結した各質量濃度の絹フィブロイン溶液を4群処理し,多孔質足場を調製した:-20°C凍結処理群,-60°C凍結処理群,-20°C凍結乾燥処理群,-60°C凍結乾燥処理群。足場の細孔径,親水性,孔形成率,圧縮強さと細胞適合性を測定し,走査電子顕微鏡(SEM)で足場の微細構造を観察し,多孔性足場の最適な凍結条件と絹フィブロイン溶液の質量濃度を,上記の結果によって得た。ポリエチレングリコールを60g/Lの絹フィブロイン溶液と均一に混合し、-60°Cで凍結乾燥し、絹フィブロイン多孔質足場を調製し、複合足場の圧縮強度、引張り強度と細胞適合性を測定した。結果と結論;1.孔径,親水性,孔形成率,圧縮強さと細胞適合性試験の結果,60g/L絹フィブロイン溶液は,-20°Cで前凍結後,-60°Cで凍結乾燥し,最適多孔性足場が得られ,その細孔径は,(213.07±37.89)μmであった。孔形成率は85%であり、骨髄間葉系幹細胞の増殖を促進できる。2.ポリエチレングリコール添加は絹フィブロイン足場の圧縮強度と引張強度(P<0.05)を向上できる。3.骨髄間葉系幹細胞をポリエチレングリコール-絹フィブロイン複合足場に接種し、7日間共培養した走査型電子顕微鏡は、細胞と足場の接着が十分で、細胞表面のシナプスが十分に展開したことを示した。共培養の2週間後のヘマトキシリン-エオシン染色は、細胞がステント壁に付着し、核が深く染まり、4週間の時に細胞はステント孔のチャンネル内に密着し、全チャンネルに充満し、増殖が速いことを示した。共培養2週間後の免疫組織化学染色により、I型コラーゲン、RUNX2、オステオカルシンは陰性発現を示した。共培養3週間のRT-PCR検査は、複合足場が骨髄間葉系幹細胞の分化に影響しないことを示した。4結果から、-60°Cで60g/Lの絹フィブロイン溶液が凍結乾燥で作られた多孔性足場は骨組織工学に適当であり、10g/Lのポリエチレングリコールはステントの引張と圧縮強度を向上でき、この足場は細胞分化に誘導作用がないことが分かった。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】