文献

J-GLOBAL ID：202202280523389675   整理番号：22A1047090

組織病理学およびトランスクリプトーム解析は急性デルタメトリン曝露後のギベルコイにおける鰓損傷および免疫毒性を明らかにする【JST・京大機械翻訳】

Histopathology and transcriptome analysis reveals the gills injury and immunotoxicity in gibel carp following acute deltamethrin exposure

著者 (10件)： Wu Hao (Hunan Fisheries Science Institute, Changsha 410153, China) ,  Gao Jinwei (Hunan Fisheries Science Institute, Changsha 410153, China) ,  Xie Min (Hunan Fisheries Science Institute, Changsha 410153, China) ,  Xiang Jin (Aquatic Products Seed Stock Station in Hunan Province, Changsha 410153, China) ,  Zuo Zhiliang (Aquatic Products Seed Stock Station in Hunan Province, Changsha 410153, China) ,  Tian Xing (Hunan Fisheries Science Institute, Changsha 410153, China) ,  Song Rui (Hunan Fisheries Science Institute, Changsha 410153, China) ,  Yuan Xiping (Hunan Fisheries Science Institute, Changsha 410153, China) ,  Wu Yuanan (Hunan Fisheries Science Institute, Changsha 410153, China) ,  Ou Dongsheng (Hunan Fisheries Science Institute, Changsha 410153, China)
資料名： Ecotoxicology and Environmental Safety  (Ecotoxicology and Environmental Safety)
巻： 234  ページ： Null  発行年： 2022年 
JST資料番号： A0825B  ISSN： 0147-6513  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ますます多くの証拠は,デルタメトリン(Del)曝露が殺虫剤施用の増加による寄生虫殺傷過程における水生動物への悪影響と損傷免疫機能を誘発することを証明した。しかし,粘膜免疫,特に鰓組織における負の効果についてはほとんど知られていない。したがって,本研究は,急性デルタメトリン曝露後のギベルコイの鰓における組織損傷と免疫毒性を明らかにすることを目的とした。96時間におけるギベルカープ上のデルタメトリンのLC50は6.194μg/Lであると測定され,次に,稚魚のギベルカー(Carassius auratus gibelio)(8.8±1.0g)は12時間と24時間の間,4つのDel曝露群(0.61,1.22,2.44と4.88μg/L)に暴露された。リゾチーム(LYZ)含量およびミエロペルオキシダーゼ(MPO)活性を測定し,Del曝露濃度上昇と共に,LYZ含量は,1.22μg/L Del群で増加し,4.88μg/L Del群で徐々に減少した。そして,MPOの活性は,用量依存的に有意に上昇した。組織学的分析は,Del曝露が上皮細胞の表面で重大な脱皮と壊死を引き起こし,ラメラ間細胞質量変性を伴うことを示した。加えて,粘膜細胞は,AB-PAS染色によって,高Del濃度群(2.44μg/Lと4.88μg/L Del群)で有意に減少した。さらに,転写解析を用いて,対照群と4.88μg/L Del曝露群の間で,合計2857のDEG(上方制御された1624と下方制御された1233の遺伝子を含む)を同定した。これらの中で,先天性免疫分子,補体活性化,アポトーシス関連分子,サイトカインおよび適応免疫分子に関与するいくつかの遺伝子も下方制御された。重要なことに,免疫系過程と腫瘍壊死因子受容体(スーパーファミリー)結合経路をGOとKEGG濃縮分析に基づいてダウンレギュレートした。一方,著者らは,Del曝露後12時間および24時間で鰓組織における炎症性サイトカイン(TNF-α,IFN-γ,IL-1βおよびIL-8),抗炎症性サイトカイン(TGF-β),LYZ,IgMおよびHsp70の発現を検出し,これは著者らの配列決定結果と一致した。まとめると,これらの結果は,鰓損傷と免疫毒性がDel曝露により誘導され,Del曝露魚が同時または二次ウイルスまたは細菌感染により感受性が高い理由を説明する新しい洞察を提供することを示した。Copyright 2022 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 濃度 ,  遺伝子 ,  寄生虫 ,  魚類 ,  *粘膜 ,  免疫グロブリンM ,  リゾチーム ,  細菌感染 ,  ミエロペルオキシダーゼ ,  稚魚 ,  ダウンレギュレーション ,  サイトカイン ,  上皮細胞 ,  アポトーシス ,  脂環式化合物 ,  ニトリル ,  有機臭素化合物 ,  オレフィン化合物 ,  フェノールエーテル ,  カルボン酸エステル ,  第二アルコール

著者キーワード (5件)： デルタメトリン ,  えら損傷 ,  免疫毒性 ,  ギベルコイ ,  トランスクリプトーム

分類 (2件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  農薬  (SB05030L)

物質索引 (1件)： デルタメトリン

タイトルに関連する用語 (7件)： 組織病理学 ,  トランスクリプトーム解析 ,  デルタメトリン ,  曝露 ,  鰓 ,  損傷 ,  免疫毒性